SBIエステートファイナンスは8月30日、「終活と住まいの相続に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査日は2022年7月25日、調査対象は持ち家がある20歳以上のマイナビニュースユーザー、有効回答は321人。

○終活を行っている人は約1割

ご自身の終活は行っていますか? もしくは今後行いたいと思いますか?

「終活」という言葉の認知度は全体の93%。自身の終活は行っているか聞くと、すべての年代で「今後行いたい」(40代以下55.5%、50代78.8%、60代以上65.3%)が最多となり、「すでに行っている」は約10%にとどまった。

何がきっかけで終活に取り組むと思うか尋ねると(すでに取り組んでいる人は取り組んだきっかけ)、すべての年代で「自分が年を取った時」(40代以下49.6%、50代70.2%、60代以上68.4%)が最も多い結果となった。

自身が相続をする際、自宅をどのように相続させたいか問うと、すべての年代で「不動産として相続させたい」(40代以下36.1%、50代44.2%、60代以上43.9%)がトップ。次いで「売却して現金で相続させたい」(3割前後)、「相続させることは考えていない」(3割弱)と続いた。

一方、両親の家の相続方法については、年齢が上がるにつれて「相続することは考えていない」と答えた割合が多くなっており、40代以下では27.8%だったのに対し、50代では33.8%、60代以上では42.9%となった。

同調査では「なお、住まいの相続に関して親子間で意識の違いを埋める、もしくは違いを認識するだけでも、その行動は終活ともいえます。親子で住まいについて考える、専門家への相談をしてみるなど、健康で自己判断が可能なうちに終活に取り組んでみてはいかがでしょうか」と述べている。