動物を飼うということは命を預かるということ。最後まで責任を持たなくてはならないが、無責任な飼い主に怒りを覚えることもある。東京都に住む40代前半の女性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/年収550万円)は、大型犬を飼う隣人が

「ご飯も日に3回あげていないようで、1匹目の秋田犬はガリガリに痩せて死んでしまいました」

と虐待する様子を目の当たりにした辛い経験を語ってくれた。(文:okei)

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ポメラニアンは可愛がるが、大型犬は外飼いで放置

それは、女性が高校時代のこと。20年以上前の話だ。当時、郊外の一戸建てに住んでいた。隣家は純和風の大きな家で、そこに引っ越してきた夫婦は「夜のお店を経営されているとの事で派手な外見の40〜50代くらいの方々」だった。女性が知る限り、いつも犬を飼っており「1匹は小型犬のポメラニアン。もう1匹は秋田犬?のMIX?のような大型犬」がいたという。

「ポメラニアンはとても可愛がっていたようで可愛いお洋服を着せて週末散歩に連れて行っているのを見かけるのですが、大型犬は外飼いでほぼほぼ放置。散歩に連れて行っているのもあまり見かけませんでした」

食事もしっかりあげていないようで、「1匹目の秋田犬はガリガリに痩せて死んでしまいました」と書いている。劣悪な飼育状態で大型犬を死なせてしまった隣人は、なぜ再び大型犬を買い始めた。

「次にきた大型犬はレトリバー。その子も扱いは1匹目の秋田くんと同じだったようでどんどん痩せてゆくのが目に見えてわかりました」

当時、女性が高校から帰宅して自宅の駐車スペースに自転車を停めようとすると、そのレトリバーが隣家との柵ギリギリまで寄ってきたという。そのため「時々柵越しに頭を撫でたり話をしたり」していた。しかし、ただ撫でるだけでは心苦しい状況になっていく。

「ある日ワンコのご飯を買ってきてあげてしまった」

女性は、レトリバーを放っておくことができなかった。

「どんどん痩せてきていたのがわかったので、ある日ワンコのご飯を買ってきてあげてしまったのです。それ以来、私が自転車を停めようとすると必ず寄ってきてよだれをダラダラ流しながらご飯をねだるようになりました」

しかし、女性が餌付けしていることが飼主にばれ、母親経由で隣家からクレームが入った。

「私はレトリバーくんにご飯をあげることができなくなったのです……そして数週間後、その子は前の秋田犬くんと同様ガリガリに痩せて亡くなってしまいました……」

「レトリバーくんが亡くなったとき、私は泣いて、たとえクレームされても朝ご飯をあげ続ければよかったと後悔しました」

隣家は「それ以外にもここには書けないくらい色々怖いこと」があった。そのため、親も大型犬への虐待はわかっていたものの「隣家が怖くて何も出来なかったようです」と女性は明かす。その後、女性は引っ越したため、隣家の飼い犬事情は分からなくなってしまった。しかし、

「今でも神社仏閣などで動物供養の仏像をみると、その子たちの事を思い出して、もし生まれ変わったら今度は優しい飼主さんと出会って欲しいと手を合わせます」

と現在もその犬たちに思いを馳せる。最後に「…なんか自分の罪滅ぼしのための自己満みたいなものなんですけどね」と自嘲気味に綴った。