プレミアリーグ第4節が27日に行われ、リヴァプールとボーンマスが対戦した。

 まさかの開幕3戦未勝利となったリヴァプールは、0−2で敗れたマンチェスター・U戦から先発を1人変更。ファビーニョがアンカーに入った。

 リヴァプールは3分に幸先よく先制する。ペナルティエリア右でこぼれ球を拾ったロベルト・フィルミーノが相手をかわしてから折り返し、ゴール前のルイス・ディアスが頭で合わせて押し込んだ。

 6分、リヴァプールがリードを広げる。右サイドからカットインしたモハメド・サラーがペナルティエリア手前のフィルミーノにパス。フィルミーノはコントロールに失敗したものの、セカンドボールに素早く反応したハーヴェイ・エリオットが左足を振り抜き、ゴール左下へと流し込んだ。エリオットはプレミアリーグ初得点となった。

 リヴァプールは28分に3点目を獲得する。フィルミーノとのワンツーパスでペナルティエリア手前に侵入したトレント・アレクサンダー・アーノルドが右足一閃。強烈なミドルシュートをゴール左上に突き刺した。

 さらに31分、3アシストのフィルミーノが自らも得点を記録する。右からサラーが折り返したボールが相手に当たって高く上がると、ゴール前に落ちたボールに反応したフィルミーノが詰めてネットを揺らした。

 前半アディショナルタイムにはアンドリュー・ロバートソンの左コーナーキックにフィルジル・ファン・ダイクが頭で合わせ、ホームチームが5点目を獲得。大量リードで折り返すと、後半立ち上がりにはアレクサンダー・アーノルドのクロスが相手DFクリス・メファムのオウンゴールを誘って6点目となる。

 62分、リヴァプールが右CKの流れから7点目を獲得。ショートコーナーのリターンを受け取ったロバートソンがゴールに向かうクロスを送ると、相手GKはキャッチできず、こぼれ球に反応したフィルミーノが自身2点目を記録した。

 リヴァプールは80分、アレクサンダー・アーノルドがペナルティエリア左へロングボールを供給。コスタス・ツィミカスが折り返し、ファビオ・カルヴァーリョが右足で合わせてダイレクトボレーシュートを突き刺した。F・カルヴァーリョは加入後初得点となった。さらに85分、ツィミカスの右コーナーキックにL・ディアスが頭で合わせて9点目。

 17歳のステファン・バイチェティッチとボビー・クラークが途中出場でプレミアリーグデビューを果たしたリヴァプールは、9−0で大勝。なお、リヴァプールが1部リーグで1試合9得点を挙げたのは、1989年9月のクリスタル・パレス戦(9−0)以来となる。

 リヴァプールは今季初勝利、ボーンマスは3連敗となった。次節は31日に行われ、リヴァプールはホームでニューカッスル、ボーンマスはホームでウルヴァーハンプトンと対戦する。

【スコア】
リヴァプール 9−0 ボーンマス

【得点者】
1−0 3分 ルイス・ディアス(リヴァプール)
2−0 6分 ハーヴェイ・エリオット(リヴァプール)
3−0 28分 トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)
4−0 31分 ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
5−0 45+1分 フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
6−0 46分 オウンゴール(リヴァプール)
7−0 62分 ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
8−0 80分 ファビオ・カルヴァーリョ(リヴァプール)
9−0 85分 ルイス・ディアス(リヴァプール)

【スターティングメンバー】
リヴァプール(4−3−3)
アリソン;アレクサンダー・アーノルド(83分 クラーク)、J・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン(79分 ツィミカス);ファビーニョ、エリオット(HT F・カルヴァーリョ)、ヘンダーソン(69分 バイチェティッチ);サラー、フィルミーノ(79分 ミルナー)、L・ディアス