ヴィッセル神戸のMF山口蛍が8月24日、自身のインスタグラムを更新。ACLベスト8敗退について、心境を綴った。

 神戸は22日、ACLの準々決勝で全北現代モータース(韓国)と対戦。64分にゴール前のこぼれ球を押し込んだ汰木康也のゴールで先制も、その2分後に同点弾を献上する。そのまま1−1で突入した延長戦で2点を奪われ、120分の激闘の末に1−3で逆転負け。4強入りを逃した。

 先発でフル出場した山口は試合の2日後、SNSで「全北戦応援ありがとうございました。何を書くべきかずっと考えてて」と切り出し、ファンとチームメイトに謝罪した。

「でも考えても考えても出てくるのはファン、サポーターの皆さんに申し訳ない、チームに関わる全ての人に、チームメイトに申し訳ない気持ちしか出てこない。俺はチームを勝たせれる力もないしそんな選手でもないのはわかってる。だから泥臭く必死にやるしかないと思ってた。でも一つのミスが失点に繋がりチームが負ける事はある。その現実を突きつけられた気がする」
 
 また昨シーズンのリーグ戦を振り返り、「去年あれだけ必死に戦って勝ち取ったACLの舞台、こんな形で終わるとは思ってなかったし、懸ける思いも強かった」と並々ならぬ覚悟があったと強調。そのうえで、「自分がどれだけ無能なのか。チームに本当に必要なのか」と猛省した。

 それでも山口は、「試合はまだ続くし、自分達には残留争いが残ってる、残り9試合自分に出来る事を必死にやっていきます。本当に応援ありがとうございました!」と前向きなコメントで投稿を締めくくった。

 ACL敗退の悔しさを露わにしながらも、切り替えてリーグ戦へ臨む意思を示した山口。神戸は現在、J1で25試合を終え、6勝6分13敗の16位。残留へ向け、絶対に負けられない戦いが続く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】神戸対全北現代ハイライト。汰木が先制弾も延長戦の末に1−3逆転負け、ACLベスト8敗退