[画像] 尹大統領 朝鮮半島平和へ「隙のない安保体制」強調

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は22日、戦時や災害など国家の非常事態に対応する「乙支演習」の一環として開いた閣議で、「今日の戦争は過去とは大いに違う」として、「(乙支演習は)変化する戦争の様相に合わせ、政府の対応体制を新しく整備する出発点になる」と述べた。

 尹大統領は「国家の基幹である情報通信施設に対するサイバー攻撃をはじめ、港湾や空港、原発のような中核産業基盤、半導体を含む先端産業施設、そして主要原材料の供給網に対しても攻撃が行われ、戦争遂行能力への打撃と無力化を試みることが明白だ」と強調。「政府の演習である乙支演習と(韓米合同)軍事演習の『フリーダムシールド(UFS)』が有機的に作動しなければならない」とし、「どのような国家危機状況でも揺るぎなく政府の機能を維持し、軍事作戦を支援しながら国民の安全の責任を負うという覚悟で演習に臨んでほしい」と呼びかけた。

 また、「朝鮮半島の平和を維持するためには隙のない安全保障体制が基にならなければならない」と強調した。

 乙支演習には中央政府や自治体、主要公共機関など計約4000機関から約48万人が参加する。UFSと連携して実施される。