俳優の稲垣吾郎が出演するフジテレビ系オムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2022』が、20日(21:00〜)に放送される。

稲垣吾郎 =フジテレビ提供

心霊体験をした視聴者の証言をもとに、恐怖や心霊現象の不安に翻弄されつつも立ち向かっていく姿を描く同番組。『ほん怖』クラブリーダーを稲垣が務め、小学生を中心に構成されたクラブメンバーと共に恐怖体験を紹介していく。

収録では、稲垣をはじめ、『ほん怖』クラブメンバーも恐怖のあまり絶叫の連続。この世ならざる者が現れる度に、叫び声がスタジオ内をこだました。しかし恐怖を恐怖で終わらせないために、今年も心霊研究家の下ヨシ子を招いて心霊研究を実施する。あまりの怖さに映像を直視できないメンバーたちからは、早く恐怖を吹き飛ばしたいのか疑問や質問が相次いだ。

また、小学生とは思えない考察や意見の数々に、稲垣は「ピュアなのに大人っぽいところもある」と子どもたちを絶賛。収録中も、さまざまな解釈に「なるほどね」と、誰かと一緒に見るからこその醍醐味を味わっていた。さらに、番組恒例となっている、メンバーからリーダー・稲垣への“鋭い質問”も健在。今回も稲垣を苦笑させる質問は飛び出すのか。

○■稲垣吾郎コメント

――4年ぶりとなる真夏の『ほん怖』収録を終えていかがでしたか?

夏放送は4年ぶりになるんですね! 秋の『ほん怖』もなじんできていたんですけど、本来は夏の風物詩として放送していたので、また夏に帰ってくることができてうれしいです。収録は今年一番夏らしい体験になりました(笑)。うだるような暑さの中でこういう背筋がゾクっとするような体験は、やっぱりしっくりきますよね。

――印象に残ったエピソードはありますか?

今回は大人っぽいストーリーもあります。『ほん怖』クラブのメンバーが“人の気持ちというのが、お化けよりも怖い”って言っていたりして(笑)。ほかにも解釈の仕方によっていろいろ感じることができるストーリーもあって、一緒に見ている人と語りながら見るとまた違った捉え方ができる物語も『ほん怖』にあっていいんだなと思いました。クラブメンバーたちと話している中では、ハッとさせられる意見を言われたりして、そういう解釈もあるんだなって感じることもありました。

――今年の『ほん怖』クラブメンバーとの収録はいかがでしたか?

今年はある番組で共演経験のあるメンバーがいたりと、いつも以上に楽しかったです。8歳〜10歳のメンバーが多いのですが、特に女の子は本当に大人と同じような意見を持っているんですよ。ピュアなのに、大人っぽいところもあって。その反面、子どもならではのつかみどころのないやり取りで翻弄された部分もありました(笑)。

今年は7人の『ほん怖』クラブメンバーが集まって、少しずつ本来の『ほん怖』が戻ってきたなと感じる部分もありますね。みんな心霊エピソードに対して、自分なりの言葉で語ってくれていたし、今回もいい心霊研究ができたと思います!

――吾郎さんにとっての“夏の風物詩”は?

以前はよく、お祭りの花火を見に行っていました。花火が好き過ぎて全国のイベントを追いかけている花火マニアの知人がいて、その方がオススメしてくれるお祭りに行くことが多かったですね。近場だと熱海にも行きました。ここ数年は行けていない状況が続いているので、来年以降はまた浴衣を着て行ければいいな。あと、夏になると洋服に足元は雪駄(せった)を合わせたりしているので、雪駄が気持ちいい気温になると夏が来たなって思いますね。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!

毎年の放送を楽しみにしている方が、本当に多いと実感しています。僕が『ほん怖』クラブのリーダーになって18年ほど。こんなに長く続けさせていただけるのは本当にうれしいですし、また今年も無事に放送できることがうれしいです。これがないと夏が来た感じがしなかったので、僕にとっての“4年ぶりの夏”という感じ。夏になると、どこに行ってもお化けの話を聞かれたりして……心霊専門家ではないんですけどね(笑)。でも、それぐらい認知されているということなので、『ほん怖』はこれからもライフワークとしてやらせていただきたいと思っています。『ほん怖』クラブのリーダーとして、今回もめちゃくちゃ怖いということは自信を持って言えます! 覚悟しながら楽しみにしていてください!





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