「2ちゃんねる」開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏のツイートが、話題を読んでいる。

 8月15日、「読売新聞オンライン」は、政府が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と閣僚ら、政務三役の関係について「個人の政治活動に関するもので、調査を行う必要はない」とする答弁書を閣議決定した、と報じた。

 ひろゆき氏はこの記事のリンクとともに、自身のTwitterで

《日本政府として、政府内の統一教会との関係は闇に葬る事が決まりました。「岸田内閣の大臣、副大臣、政務官の統一教会との関係を調べない」という閣議決定》

 と投稿した。このひろゆき氏の発言に、ネット上では賛否が別れている。

《徹底追及したほうが支持率上がると思うんですが、なぜここまで隠蔽したがるんですかね》

《これ客観的に見たら「やましい」「あやしい」と言ってるようなものですけどね》

《知らない間に日本の政治はこんなも堕落していたとは‥》

 など、政府の決定を“隠ぺい”だとして批判する声がある一方、政府が政治家個人の信仰を調査しないののは“当然”だとして、ひろゆき氏の発言を批判する声も多かった。

《国が政治家や関係者個人の信仰を調査する意味分かってる? 治安維持法復活させたいの?》

《このまま煽動屋としてより磨きをかけてくんかな》

《日本政府に個人の信教や政治活動を規制する事は出来ないので当然な閣議決定》

《政府による調査はNGだろうな。付き合いがあったとして犯罪では無い》

《令和に国家による思想統制と特高警察を復活させようという人たちは戦前に帰って》

「ひろゆき氏は、安倍晋三元首相の銃撃事件を受けて、旧統一教会に注目が集まって以降、一貫して教団に批判的な立場です。しかし、高額な献金や霊感商法が問題視されるのは当然ですが、政府がどこまで特定の宗教について介入するかという点については、日本国憲法第20条が保障する『信教の自由』との兼ね合いで、非常に難しいところです」(政治部記者)

“論破王”の発言で、政治と宗教についての議論が活発になっていることだけは間違いない。