【AFP=時事】ポーランド消防局は16日、同国やドイツを流れるオーデル(Oder)川から12日以降、合計100トンの魚の死骸を回収したことを明らかにした。環境汚染の懸念が深まっている。

 消防局によると、河川でこれだけの規模の魚の死骸が回収されるのは前代未聞だという。魚の死因は分かっていないが、当局は中毒死の可能性が高いとみている。

 ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ(Mateusz Morawiecki)首相は先週、「恐らく膨大な量の化学廃棄物が、その危険性や結果を十分承知した上で川に投棄されたのだろう」との見解を示していた。

 だがアンナ・モスクワ(Anna Moskwa)気候・環境相は16日、これまでに検査したサンプルからは有害物質が検出されなかったと説明。要因としては自然現象も考えられ、特に最近の水位低下と高温で水中の汚染物質や塩分の濃度が上昇した可能性について調査中だとしている。

 魚の大量死は、先月28日から地元住民や釣り人による報告が相次いでいた。隣国ドイツの当局は、大量の死んだ魚が流れてきたことに驚き、ポーランド側がこの問題について事前に通知しなかったことを非難。ポーランド国内でも、政府が迅速な対応をとらなかったとして、大きな批判が生まれている。

【翻訳編集】AFPBB News

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