8月13日、実業家のひろゆき氏が、公共交通機関で「ベビーカー畳め!」と言われた際の対処法について語り、議論が沸き起こっている。

 議論のもとになったのは、作家・小野美由紀氏のツイートだ。7月28日に自身のTwitterを更新した小野氏は、バスでとんでもない仕打ちを受けたことをこう明かす。

《さっき5人しか乗っていないガラガラのバスでベビーカーを専用座席にベルトで固定して乗っていたら、男性に『邪魔なんだよ!畳めやこのブタ!』と怒鳴られベビーカーを蹴られたのだが、残念!!国土交通省によりベビーカーは畳まなくてもよいとルール化されているので明日も強い気持ちでバスに乗るぞ》

 国土交通省では、電車やバスなどの公共交通機関で、ベビーカーを折りたたまずに使用できることを基本方針としている。ルール上は問題ないにもかかわわらず怒鳴られたことで、ネット上では同情や批判の声が噴出した。

 ひろゆき氏もこの問題に言及し、《『ベビーカーを畳め』という頭のおかしな人がまともになることはないです。頭のおかしな人が指摘や忠告で治るならもう治ってます。頭のおかしな人が現れた時に『ベビーカーは畳まなくてもいいと思います』と声を上げるまともな人が増える事が社会にとって良いことだと思います》と自身のTwitterで語った。

 加えて、今後は声がけしていきたいとしつつも「キレられるかな」と悩むリプライに、《複数の人が声を上げれば反撃される事が少ないです。『ベビーカーを畳むべきかどうかは運転手さんが決める事です。貴方が決める事ではありません。』と、運転手に聞いてくるように促すと不毛な言い争いの当事者にならなくて済みます》と説明している。

 ひろゆき氏らしい対処法だが、称賛の声とともに、一部では「火に油では?」と心配する声も。

《『ベビーカーを畳むべきかどうかは運転手さんが決める事です。』それって火に油って言うんだよ?何言っても通じない奴は通じない!》

《まぁ周りの人が総出でフォローするのはベストだと思う 後半の運転手に聞けは多分喧嘩になる》

 もちろん、周囲の人間や運転手によるフォローが入ることが理想的だが、実際に行動に移す難しさもある。ひろゆき氏のツイートをうけ、ネット上ではさらに議論が広がっている。

《真顔で「何で?」「なぜ?」の繰り返しかな。逃げられる環境でないのと、子供いるからリスクを取って反論するメリット低すぎだけど。》

《ベビーカーでの乗車ルール周知と蹴るという暴行は別問題。当事者になると、まわりが味方してくれないなら、子どもを守るために畳まざるを得ない気もする。》

《こういうの、相手を言い負かしたり納得してもらう必要は全く無いので、無視一択では?》

《いや、反撃される可能性があるなら言ったもん勝ちやな。これはベビーカー優先の場所を作るべきやな。ならベビーカーの人は文句言われないと思う。》

 ひろゆきの言うとおり、ベビーカーを畳まなくてもいい優しい社会になってほしいものだ。