ハーゲンダッツシリーズの新作「優雅に香るタヒチバニラ」。2022年7月26日から期間限定で販売中です。

ハーゲンダッツでは、定番のバニラが通年販売されており、この"新人"の登場で、SNSを中心に「味の違いがわかる派」と「分からない派」に意見が分かれています。

「一切違いが分かりませんでした」
「違いがよくわからん」
「両方食ったけど香り違う」
「いつもと違う!これは美味しい」......

このように意見は真っ二つ。そこで、今回は2つのバニラを食べて、違いを比較してみました。

成分を比べてみると...

「優雅に香るタヒチバニラ」は、2022年7月26日から期間限定で、全国で販売しているフレーバーです。希少性が高く、華やかな香りが特徴のタヒチ産バニラを贅沢に使用しています。

一方、ハーゲンダッツシリーズの定番で王道の「バニラ」。こちらはマダガスカル産バニラの甘く豊かな香りが楽しめます。

パッケージは、タヒチバニラのほうが金の縁と色使いが華やかです。また、バニラには「ふわり香る」。タヒチバニラには「優雅に香る」という言葉が書かれています。

価格は、定番のバニラは希望小売価格319円ですが、タヒチバニラは350円で少しお高めです。

内容量はバニラが110ml、タヒチバニラは100ml。容器を並べてみても、サイズが少し異なります。

フタを開けてみると、タヒチバニラのパッケージには、「バニラの香りをお楽しみください」とありました。

次に、成分を見てみましょう。種類別はどちらもアイスクリームです。

定番バニラは、
・無脂乳固形分:10%
・乳脂肪分:15%
・卵脂肪分:0.8%

タヒチバニラは、
・無脂乳固形分:10%
・乳脂肪分:14.5%
・卵脂肪分:0.8%
ほとんど同じです。エネルギーは、バニラが244kcal。タヒチバニラが223kcalです。

続いて原材料名を見てみると、こちらはすべて同じ記載でした。

「クリーム(生乳(北海道))、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄/バニラ香料、(一部に乳成分・卵を含む)」

バニラの産地でこんなに変化が!?

左がバニラ、右がタヒチバニラ

アイスは、若干ですがタヒチバニラのほうが、白っぽい気がします。

いよいよ食べ比べてみます。まずは定番のバニラから。

マダガスカル産バニラは、複雑で奥深い風味のレッドビーンズを使用しています。

食べてみると、舌触りはなめらかで、まったり濃厚な口当たり。卵のような風味が強く、最後に甘みが口に残ります。コクのあるアイスです。

続いて、タヒチバニラ。

口に入れると、定番のバニラとは、まず香りが全く違いました。

タヒチ産バニラは希少性が高く、華やかな香りが特徴なのだそう。たしかに、例えるならお花のような、上品な香りがふわっと鼻を抜けます。

また、バニラよりも個人的にはさっぱりしている気がしました。ミルクジェラートのようなイメージでしょうか。味わい深いですが、あっさりしていて食べやすかったです。

なめらかな舌触りはバニラと同じですが、タヒチバニラは最後まで香りが口に残り、余韻が続く感じです。

比べてみてわかったのは、両者の大きな違いは、バニラの産地ということ。産地が違うだけで、風味がこんなに変わるとは驚きです。

少し溶かして食べごろを待ち、ゆっくり味わってみると、より違いが分かるかと思います。

気になる人は、ぜひ食べ比べてみてください。

(東京バーゲンマニア編集部 みやま胡桃)