天空の城ラピュタ』の宮崎駿監督

 8月12日、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、3年ぶりに宮崎駿監督のアニメ映画『天空の城ラピュタ』が放送される。同番組では「3週連続! 夏のジブリノーカット放送」として、本作はその初回となる。

『ラピュタ』といえば、毎度のことネット上で騒ぎになるのが「バルス祭り」だ。

「『バルス』とは、物語終盤の山場で主人公たちが口にする『閉じよ』という意味の呪文です。2000年代前半は、おもにネット掲示板『2ちゃんねる』で、主人公が発する同タイミングで同じく『バルス』と書き込むことが“祭り”として人気を博しました。

 その後、Twitterが普及すると、今度は同じタイミングでツイートすることが流行りました。2011年12月9日に放送された際は、1秒間のツイート数が2万5088回に達し、世界記録を達成しました。さらに、2013年8月2日の放送時には14万3199回と、大幅に記録を更新しました。

 2016年1月15日の放送では、約5万5000回と半減してしまいましたが、今でもネット上では人気の恒例行事です」(ITライター)

 実際、放送の10時間前から「バルス祭り」がTwitterでトレンド入りするなど、関心の高さがうかがえる。

 しかし、一部ではこの“祭り”に冷めた声も聞こえてきた。

《えークソ寒いノリまたやんの?》

《バルスとかツイートする寒い人たちは全員ブロックしようかな》

《もうTwitterのサーバ落とすほどの威力はなくなってきててつまらない》

《バルス祭りとかって自分がいかにつまらない人間かを示すリトマスだと感じるよ》

「本来は『バルス』と書き込むことで、『2ちゃんねる』のサーバをダウンさせるという悪ふざけでした。2011年にはTwitterでも、アクセス集中によるサーバ遅延を起こしましたが、サーバダウンにまで至りませんでした。しかも、次第に『バルス祭り』に企業が参加するなどして、“公的”なものになりつつあります。ネット上の『俺たちだけがやっているアングラな悪ふざけ』が楽しかったはずなのに、“公的”な空気をまとったことで“サムい”と感じるひとが多いんでしょう」(同前)

 もう、このお祭りは「バルス」でよくない?