MFダニーロ含め、両チーム合わせて3人の退場者を出す荒れ試合に

 南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスの準々決勝第2戦が現地時間8月10日に行われ、SEパルメイラスとアトレチコ・ミネイロが対戦。

 スコアレスドローで迎えたPK戦をパルメイラスが0-0(PK:6-5)で競り勝ち、ベスト4に進んだ。そのなかで、前半にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の末に退場となったパルメイラスのブラジル人MFダニーロの“残忍タックル”が話題を呼んでいる。

 第1戦を2-2のドローで終えた両チームは、昨年リーグ王者のアトレチコ・ミネイロが優勢に試合を進めるが、パルメイラスも必死な守りを見せて簡単には得点を許さない。

 話題を呼んでいるのは、前半28分のシーン。コート中央でアトレチコ・ミネイロのアルゼンチン人MFフェデリコ・サラーチョが味方へパスを送ったあと、ダニーロの遅れて入った足裏がサラーチョの左足を踏みつける形になった。かなりの勢いの接触に対し、当初主審はイエローカードを提示したが、VAR介入後に判定が変わりダニーロが一発退場となった。

 衝撃的なシーンに、アルゼンチンメディア「infobae」が「失格の一撃」と見出しを取って紹介。「危うくアルゼンチン選手に怪我を負わせるところだった」とそのタックルの危険さを取り上げている。また、同記事では「互いをよく知る同じ国のチーム同士の対戦であった。この日は接触が激しかった」と白熱した試合の内容も合わせて伝えている。

 このダニーロの退場を皮切りに、試合は両チーム合わせて8枚の警告、3人の退場を出した厳しい戦いに。最終的に90分で得点は生まれず、PK戦でパルメイラスが6人決めてアトレチコ・ミネイロを退けて準決勝に進んだ。(FOOTBALL ZONE編集部)