球団別に今オフトレードの可能性が最も高い選手を紹介…エ軍からは大谷

 エンゼルス大谷翔平投手の周囲は、このオフも騒がしいことになりそうだ。米メディア「ブリーチャー・レポート」が球団別に「今オフ最もトレードの可能性が高い選手」を選出し、エンゼルスからは大谷が紹介されている。

 来オフでエンゼルスとの契約が切れる大谷は、8月のトレード期限前の放出がささやかれたものの、結局残留した。ただこの記事では「つい先日までは、大谷がこの冬エンゼルスを離れる可能性はそれほど高くないよう見えた。しかしその状況が変わってきたかもしれない」と指摘している。

 理由はエンゼルスが勝てないことにある。10日(日本時間11日)現在、地区首位のアストロズに22ゲーム差をつけられ、ワイルドカードからも10ゲーム差。プレーオフ進出は難しい状況だ。記事は大谷が3日(日本時間4日)の試合後「(チームが)士気高くはやれてない」「モチベーションはもちろん難しいかなと思いますけど……」と口にしたことを紹介。「オオタニはエンゼルスと急いで契約延長をしないだろうと考えるのは当然だ」としている。

 契約延長がかなわないとなれば、エンゼルスは大谷を契約切れとともに無償で放出するよりも、今オフのトレードを考えておかしくない。記事は「エンゼルスがオオタニを今冬にトレードに出すことを『真剣に考えなければならないだろう』というESPNのバスター・オルニーの見解に異議を唱えるのは難しい」としている。

 他球団では、パドレスからナショナルズに移籍したルーク・ボイト内野手やドジャースのコーディ・ベリンジャー外野手の名前が挙がっている。ボイトについてはファン・ソト外野手との交換後、すでにナショナルズで2本塁打していることを紹介し「このような条件で最大限に頑張っている」と高く評価。またベリンジャーについては、2019年のリーグMVPだがここ3年は不振であり、今季年俸が1700万ドル(約22億5300万円)に及ぶことを紹介し「ノンテンダーが近いかもしれない。そうするまえにトレードに出そうとするかも」と予想している。(Full-Count編集部)