8月8日午前、親子で富士登山をしていた父親が疲労などによって、動けなくなったと救助要請がありました。男性は重機で運ばれ、救助されました。

8日午前9時半過ぎ、富士山須走ルートの七合目付近で「両膝が痛くて歩けなくなってしまった」と千葉県から来た男性会社員(40)から消防に通報がありました。

通報を共有した静岡県警の山岳遭難救助隊が山小屋などに物資を運ぶ民間の重機に救助を依頼、男性は重機に乗せられ、須走口五合目まで運ばれたということです。

男性は疲労に加え、高山病のような症状が確認されたため、救急車で病院に運ばれ、両膝痛の軽傷と診断されました。

男性は7日夜に五合目に着き、12歳と10歳の子どもと一緒にいわゆる「弾丸登山」で山頂を目指したものの途中で断念、下山の際に膝を痛めてしまい、救助をお願いしたということです。

富士登山を巡っては今シーズン、救助依頼が相次いでいて、警察は入念な準備をして登山に向かってほしいと呼びかけています。

今シーズン、登山者の救助要請が相次いでいる富士山