前WBC世界ヘビー級王者ワイルダーの劇的変化とは

 ボクシングの前WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)の“激痩せ”が話題を集めている。10か月間で肉体改造されたビフォーアフター画像を英記者が公開。英メディアは「ワイルダーは体重が軽い方が輝ける」と報じ、海外ファンから「凄まじい減量」との驚きの声が集まった。

 ワイルダーの体が変貌を遂げていた。筋骨隆々の10か月前と打って変わり、ほっそり引き締まっている。上半身は全体的に細くなり、首回りも変化したようだ。昨年10月にタイソン・フューリー(英国)に11回KO負けしたワイルダー。当時は過去最重量238ポンド(約108.1キロ)だった。

 ビフォーアフター画像をツイッターに公開したのは、英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者。海外ファンからは「凄まじい減量」「マジか。病気っぽく見えるけど、大丈夫なことを願う」「体重を落とせたの? それとも重すぎたのか? 純粋に興味ある」「体が重くない方が彼はいいんだよ」「クルーザー級転向?」と驚きの声が寄せられた。

 英スポーツ専門メディア「ギブ・ミー・スポーツ」も肉体改造に注目した。ヘビー級なら体重を落とす必要はないが、フューリーに11回KO負けを喫したことに触れながら「ワイルダーのチームは最近の敗戦で取り組み方を考え直したようだ」と推測。「ワイルダーはこの10か月で驚くほど痩せた」とつづり、減量の狙いをこう考察した。

「ワイルダーの持久力と、特にフューリー戦でのKOが11回だったことを考慮したのか、試合が終盤まで行われることを考えた作戦であると見られる」「ワイルダーは体重が軽い方が輝ける」

 42勝(41KO)の驚異的KO勝率97.6%を誇る最強のワイルダーだったが、フューリーにプロ初黒星を喫し、現在は2連敗中。記事では「まだ確定はしていないが、プロモーターのフランク・ローレン氏によると、10月にロバート・ヘレニウスと対戦するという」としている。

(THE ANSWER編集部)