整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

 

 

ちょっとやさしくしてもらえる場所があるしあわせに気がついた


去年から、週に1回近所のモスバーガーで「朝モス」をしています。7時45分から8時半までの約45分、コーヒーを飲みながら仕事したりスケジュールの整理をしたり。わたしにとって大切な時間です。


このお店は2年くらい前にリニューアルし、前より居心地のいい店内になったと同時に、店員さんたちもとても感じのいい人ばかりになりました。まず、わたしが行く時間帯にいる店長らしき男性、パートらしき女性のお2人ともがいつも笑顔なこと。そして、とてもほがらかで、楽しそうに、気持ちよく働いていらっしゃいます。店員さんの感じの良さで有名な、某コーヒー店の店員さんたちにも似たさわやかさを感じます。お店の人たちが楽しそうに、幸せそうに働いているお店は居心地がいいなぁ、と思います。


積極的にあいさつをしてくれたり、数回通ったタイミングで、「(アイスコーヒーは)ブラックですよね」と注文しているものを覚えてくれたり。ファーストフード店で、まさかこんな「いつもの」的なやりとりができるとは! 先日は、250円のアイスコーヒーを注文して千円札を出したら、千円を見たままを口に出してしまったらしく「(コーヒーが)千円です」と言われ、一緒に笑ってしまいました。ちょっとした会話がいつも楽しい店員さんたちです。


こんな風に、「自分の存在を少し踏み込んだ位置で受け入れてもらい」感じよく接してもらうことは本当にうれしく、心が明るくなることだと改めて感じています。わたしも同じように他の人に接したいな、と素直に思います。こんなちょっとしたことで、人の心を元気にできるなら、みんなどんどんやった方がいい! と。人から受けた「やさしさ」は、こうやって伝播していくのかもしれません。


「感じがいいこと」を意識して、どうふるまったら相手に、周りの人に「感じよく」うつるのかを考えながら行動すること。それが自分の気持ちも心地よくしてくれるような気がします。


週1回のモス時間は、木曜日。ちょうど、疲れてきたり、心が少し「トゲトゲ」したりしてくるころです。でも、この時間があると、それを「まあるく」できるような気がします。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>