電気代の値上げが止まらない。東京電力と中部電力は2022年9月分電気料金の値上げをすると2022年7月28日に発表した。

7月28日の日テレニュースによると、9月の電気料金は比較できる過去5年では最高水準。東京電力の場合、標準的なモデルケースの家庭での1か月あたりの電気料金は前年同月と比べると、2028円の値上がりになる。場所によっては40度近くまで気温が上がる猛暑の夏。エアコンの稼働なしでは、いられない。もしも今、エアコンが故障してしまったら...。

修理業者がすぐ来なければ...

J-CASTトレンドは実家から離れて暮らす、一人暮らしの社会人3人に取材した。

男性Aさんは、帰宅後にエアコンをつけてからすぐ入浴する。「風呂から出た後には涼しくなっているように調整しています」。

もし、エアコンが故障したらどうするのか。出社ではない場合、空調が整ったカフェや商業施設で時間を潰すという。修理業者がすぐに呼べなかった場合には、安価なホテルに宿泊すると話した。

男性Bさんは、エアコンを24時間つけっぱなしにしている。暑さ対策と体調管理が優先なため、現在は電気代を気にしていない。節電は、意識して実施していないが、「テレビは見ていないですね」。

リモートワークを積極的に活用していると言うが、では部屋のエアコンが壊れた場合どうするか。その際は、買い替えか引っ越しを考えると話した。急場しのぎに日中は24時間運営の飲食店の利用を考え、入浴と就寝時以外は家にいないようにするとが、夜の暑さも気になる。「誰かの家に宿泊とかもできませんし、実家も遠い」というのだ。最悪の場合は、ホテル泊も考えるとした。

節電も大事だが

女性Cさんは、通勤時間や感染リスクを考えて、なるべく在宅で仕事をしている。Bさん同様に、家ではエアコンをつけっぱなしで過ごしている。節電対策としては、無駄な電気を消すなどしているそうだ。

エアコン故障の場合、数日以内で修理できる業者を探し、無理だった場合には買い替え、修理を終えるまでは出社で対応するだろうとした。しかし、部屋の室温が上がりやすく、扇風機を使用したとしても「この時期にエアコン無しで生活するのは、夜であってもおそらく無理ですね」。マンション内に住む管理者に相談を検討するという。

Cさんはまた、「電気代は夏と冬はかなり高くつきますが、エアコン代はケチりたくない」と言い、「私には必要だから、まあいいや」と割り切っているそうだ。