朝食やデザート、栄養補給のおやつとして人気のバナナ。カリウムが豊富で健康的な上、スムージーからバナナブレッド、チョコレートパイと、用途が広いのも魅力!

でも、レシピによっては完熟のバナナが必要なのに、自宅にあるバナナがまだ熟していない…ということはありませんか?

今回はそんなシーンにぴったりな「バナナを早く熟れさせるための5つの方法」を<カントリーリビング>からご紹介。数分でできる方法もあるので試してみて。

【INDEX】


バナナを完熟状態にする方法
完熟バナナの保存法

バナナを完熟状態にする方法

暖かい場所に置く

まず知っておきたいことは、バナナは房の状態の方が早く熟すということ。だから、置いておく場合は、必ず房のままにしましょう。

バナナブランド「チキータ」によると、暖かい場所でバナナを保存すると早く熟れるので、窓辺などの日当たりの良い場所に置いておくのがおすすめ。または、放熱器がある冷蔵庫の背面に近い上部に置いてもOK。買ってきたバナナの青さによって、早ければ1日、遅くても数日で熟れるそう。

茶色い紙袋を使う

果物の中には、熟すときにエチレンガスを放出するものがあり、それがまわりの果物を熟成させるそう。カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部によると、こうしたエチレンガスを生成する果物や野菜には、バナナ以外にもリンゴ、モモ、ナシ、ピーマン、トマトなどがあると言います。

そのため、バナナを早く追熟させるには、紙袋に入れてエチレンガスがたまるようにすると◎。袋の口を折るかクリップで止めるかして、エチレンガスを閉じこめてるのがポイントで、熟したリンゴやトマトなどのエチレンガスを分泌する野菜や果物を足しても、追熟が進みます。1〜2日のうちに、緑色のバナナが完璧な黄色になるはず!

オーブンを使う

バナナをケーキにするときは、熟しきったバナナを使うことがほとんど。ただ斑点があるだけでなく、柔らかくて、茶色になりかかっているものが最適とされています。これは、ほぼすべてのデンプンが糖に変わった状態で、バナナが最も甘くなったとき。つぶしてマフィンやケーキなどにするにはぴったりのタイミングなのだとか。

もし、今すぐバナナをこの状態にしたいなら、オーブンで焼くのがおすすめ。その場合、「チキータ」は黄色いバナナか半分熟したバナナを使うことを推奨しています。

手順
まずオーブンを150度に予熱し、皮を残したまま、バナナを一本ずつ外してクッキングシートを敷いた天板の上へのせる
15〜20分焼き、途中で裏返す
さらに完全に黒くなるまで焼く

大きさやバナナの熟し具合にもよるけれど、所要時間は約40分。焼き上がったら果肉を取り出し、ケーキ作りに使いましょう。

ただし、この方法で作った茶色いバナナよりも自然に熟したバナナのほうがおいしいので、時間がないときに試してみるのがよさそう。

エアフライヤーを使う

オーブンが家にない場合は、エアフライヤーが活躍。

手順
エアフライヤーバスケットに穴の開いたライナーかアルミホイルを敷く(調理中にバナナの皮が破れた場合に備えるため)
その上に、皮をつけたままのバナナを重ならないようにのせる
エアフライヤーを150度に設定し、皮が完全に黒くなるまで8〜10分調理
バナナが室温になるまで待って、できあがり

電子レンジを使う

いざというときは、電子レンジの出番。ただし、この方法だと自然な形で糖に変わることはないので、これ以外に選択肢がない場合の緊急手段。「チキータ」は、この方法をとる場合には、砂糖をひとつまみ加えることをおすすめしています。

手順
皮をむく。均一に熱が通るように一本ずつ調理するのがコツ!
電子レンジで使える食器にバナナをのせ、30秒加熱する
バナナが熱くなっているので冷めるまで待ってから使う

完熟バナナの保存法

もしバナナが熟れて使い切る前にダメになりそうだと思ったら、熟したバナナを密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。こうすれば、最長で8週間はもつので、必要なときに完熟バナナを取り出して使えます。

熟し過ぎたバナナ(茶色くて柔らかいもの)は、皮をむいて、スライスし、フリーザーバッグに入れて密閉し、冷凍庫へ。そのままスムージーやシェイクに使ったり、解凍してからケーキに使ったりできるので便利です。

※この翻訳は、抄訳です。Translation:mayuko akimotoCountry Living