くつろぎの時間に欠かせない「紅茶」は、コーヒーとはまた違った味わいで、私たちの生活を豊かにしてくれるもの。忙しい毎日の中で、カフェで味わうようなおいしい紅茶をいつでもどこでも楽しめたらーー。

そんな願いを叶えるべく、ボトル缶コーヒーでおなじみの「TULLY′S 」ブランドから、新たなお茶のおいしさをお届けするブランド「TULLY′S &TEA」が誕生! その第1弾となる商品「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」が8月8日に発売されました。




今回ライブドアニュース編集部では、「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」の商品開発に携わった、株式会社伊藤園のブランドマネジャー 相澤 治さんにインタビューを実施。ショップクオリティーのおいしさを追求してきた「TULLY′S」だからこそ実現できた「紅茶がおいしい」秘訣や、驚きの開発秘話とはーー?

株式会社伊藤園 マーケティング本部 麦茶・紅茶ブランドグループ ブランドマネジャーの相澤 治さん


※撮影・取材は新型コロナウイルス感染症予防に配慮したうえで実施しました。
※写真撮影時のみマスクを外しています。


新たなお茶のおいしさをお届けするブランド「TULLY′S &TEA」


――「TULLY′S &TEA」は、どういった考えのもとで誕生したのでしょうか?

カフェで飲む紅茶のおいしさや世界観を清涼飲料で提供し、一杯のお茶(TEA)を通して毎日の生活を豊かに広げていただきたい、という想いからスタートしました。



――第1弾として「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」が発売されましたが、抹茶やほうじ茶などたくさんの種類のお茶がある中でなぜ「紅茶」、しかも「ミルクティー」が選ばれたのでしょう?

若い世代からのミルクティー需要、もっといえば近年では抹茶ラテやほうじ茶ラテが注目され、ミルク系の市場全体が活性化しつつあることが背景にあります。実際、紅茶飲料の国内市場では、本当にたくさんのミルクティーが販売されているんです。

ただ、すでに「ペットボトルのミルクティーってこんな感じだよね」というイメージは、お客さまの中でも確立されているように思います。だからこそ、「今までとはちょっと違う軸のミルクティーを作れたら」という想いが私たちの中にありました。

――違う軸、というと?

もともと「TULLY′S」ブランドではボトル缶コーヒーNo.1(※)の「TULLY’S COFFEE BARISTA’S BLACK」をはじめとする「BARISTA’S」シリーズが展開されていますが、この飲料で目指していたのは「コーヒーの味わい」をちゃんと楽しめるショップクオリティーを追求したおいしさなんです。

「TULLY′S &TEA」シリーズにも、本来の「お茶のおいしさ」を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごしてもらいたい、という想いがあります。
※インテージSRI/2017年〜2021年/缶・ボトル缶 全業態(自販機除く)/600サイズ以下




今回、「紅茶がおいしい」というストレートなフレーズを付けたのは、ショップでお飲みいただく淹れたてのミルクティーと同様、しっかりとした紅茶本来の香りや味の深み、コクを感じていただきたいから。

ペットボトル飲料であっても、カフェで飲むような本格的な風味と味わいがある商品になるよう、意識して開発に臨みました。



しっかりとした“紅茶感”をペットボトルで表現するには? 紅茶とミルクのバランスを意識した開発


――実際に「紅茶がおいしいミルクティー」を飲んでみたのですが、ミルクのまろやかなコクとともに、紅茶の爽やかな香りが広がりました。今回の商品が無香料と聞いて、正直驚きました……。

おっしゃる通り、紅茶本来の香りだけで風味を表現しているんです。しっかりとした“紅茶感”のあるミルクティーをどうペットボトル飲料で再現するかを研究し、最終的に香りとコク、渋みは紅茶とミルクのセットで生み出されるのだ、という結論に至って。

紅茶本来のおいしさを引き出すためにも、ミルクとのバランスや相性は意識しました。結果的に「ちょっと濃いめに淹れたときのミルクティー」をイメージするような仕上がりになりましたね。



――なるほど。「ちょっと濃いめに淹れた」というのは納得できます。では、このバランス感はどのように生み出されたのでしょう?

はじめに、「ミルクがしっかり濃厚だけど、お茶らしさも感じられる」仕上がりをひとつの目標に掲げました。「紅茶が強ければミルクを少し遠慮して……」という妥協はしたくなくて。

そして、タリーズコーヒーのショップで提供されているミルクティーや、他社のミルクティーを飲んでみたり、さまざまな品種や産地、時期の紅茶を試飲したり……と、リサーチを重ねるところからスタートしたんです。



難しかったのは、香り高いミルクティーを清涼飲料として工場で製造し、ペットボトル飲料という形に落とし込むこと。

自分で淹れて飲むときにはおいしいミルクティーになっても、実際にそれをペットボトルで製品化するとなると、また味が変わってきてしまう。製造工場とは何度もやりとりを重ね、最終的には「紅茶がおいしく、ミルクを遠慮しない」クオリティーが実現できたと思います。



――そのクオリティーを実現するために、こだわったのが「茶葉」だとか。

世界3大紅茶のひとつであり、スリランカ南東部の高地で作り出される「ウバ」という茶葉を使用しています。“ウバフレーバー”という優雅で爽やかな香り、そしてしっかりとしたコクのある味わいが特長になります。

もともとミルクティーに向いている茶葉なのですが、私たちはウバ茶葉の中でもB.O.P.(ブロークン・オレンジ・ペコー/紅茶の葉の大きさを表す単位のひとつで、針金状の茶葉をやや細かくカットしたもの。コクがあり、香りがしっかり抽出される)茶葉を選びました。

「ウバB.O.P.」茶葉 1本あたり茶葉使用量の30%以上


今回は香りも欲しいけれど、爽やかな渋みも求めていたので、両方を兼ね備えた「ウバB.O.P.」茶葉であれば、「紅茶がおいしいミルクティー」が作れる、という結論にたどり着きました。

お茶のプロフェッショナルたちが生み出した「紅茶がおいしいミルクティー」


――相澤さんは今までに「お〜いお茶」ブランドや「健康ミネラルむぎ茶」、「TEA’s TEA」など、伊藤園のお茶製品に広く携わってきたと伺いました。もともとお茶がお好きだったんですか?

お茶は好きでしたが、入社してからはプライベートでも自分で淹れて飲むようになりましたね。紅茶についても自主的に勉強していました。実は、伊藤園では「伊藤園ティーテイスター社内検定」という厚生労働省認定の社内検定があるんです。

――どんな資格なのか、気になります!

お茶を淹れる技術や知識を学ぶために設けられた資格で、緑茶について学ぶ3級から、紅茶やウーロン茶、抹茶が加わった2級、日本紅茶協会の研修を受け、ティーアドバイザーの外部資格も取得しながら、より専門的な知識が求められる1級と、現在は3段階にレベルが分かれています。

私は1級をもっているのですが、色や香り、滋味をもとにお茶の種類を当てるなど、資格取得までの勉強がけっこう大変でした(笑)。ちなみに「TULLY′S &TEA」の企画に携わっているメンバーは、みんな2級以上を取得しているんですよ!

1級保持者は伊藤園内でも数えるほどとか。かなりの難関資格とのこと!


――お茶のプロフェッショナル集団が「TULLY′S &TEA」の開発に携わっていらっしゃるのですね! 紅茶についても造詣が深い相澤さんだからこそお聞きしたいのですが、相澤さんの考える紅茶、そしてミルクティーの魅力とは?

そもそも紅茶って、「お茶の全生産量の7割が紅茶」といわれるほど世界で一番飲まれていて、種類が豊富なんです。しかも、ストレートで楽しめるだけでなく、甘さや酸味を加えたり、フレーバーやスパイスを加えたり、さまざまなアレンジができる。リラックスできると同時に、気分を上げる要素があると思っています。

特にミルクティーは「作業や食事をしながら」「水分補給」というより、特定のシーン――くつろぎのひとときや、甘いものを口にしたいときに楽しむもの。

また、近年では自宅で牛乳や茶葉を厳選し、自分好みの味わいを追求するなど、“嗜好品”のひとつとして楽しむ人も増えていて、すごく情緒的な飲み物だと思いますし、そこに魅力を感じています。



――確かに、紅茶はさまざまな楽しみ方がありますよね。

その中で「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」は、手軽にカフェ気分を楽しむことができる商品。気持ちを切り替えたいときや、リラックスしたいときに、ぜひ手に取っていただきたいと思います。

実は、パッケージにも秘密があるんですよ。この優しい色味のモチーフですが、真珠貝の裏側を撮影したものなんです。

色味の中に柔らかい光が生まれるよう、担当者が貝の産地である伊勢まで行ったり、螺鈿(らでん/貝を使った装飾技法)職人さんに伝統的な製法を聞きに行ったり、と非常に手が込んでいるんですよ。

パール地のパッケージにも深いこだわりが!


この商品は味や品質だけではなく、パッケージも含めて、豊かな時間を過ごしていただきたいという想いを表現しているんです。

こうして完成した「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」を前にして、改めて「さまざまな楽しみ方を提供できる飲料になったのでは」と感じています。

自宅でも外出先でも。ショップクオリティーを追求したおいしさを楽しめる1本


「このあとも、新しいお茶のおいしさをお届けするシリーズを準備しているところ」と相澤さん。これからも、お茶の楽しさやおいしさを発信していきたい、と熱く語ってくれました。

新しいお茶のおいしさをお届けするブランド「TULLY′S &TEA」。仕事やプライベートで忙しい毎日の中で、「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」を手に取り、素敵なひとときを過ごしてみてはいかが?

・「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」公式サイト

オンラインコミュニティ「タリーズオンラインカフェ」も要チェック。「TULLY′S &TEA 紅茶がおいしいミルクティー」を片手に、ぜひ語り合ってみては。

・オンラインコミュニティ「タリーズオンラインカフェ」

[PR企画:伊藤園 × ライブドアニュース]