右飛を捕球した鈴木、広島のシャツを着用したファンに投げ入れ

 米大リーグのカブス鈴木誠也外野手は31日(日本時間8月1日)の敵地ジャイアンツ戦に「4番・右翼」で先発出場。この試合で右飛を捕球すると、スタンドの広島のユニホームを着用したファンに投げ入れた。この光景に米ファンからは「セイヤは良いヤツ」「本当にクール」などの称賛の声が寄せられている。

 粋な計らいだった。3回2死でフェンス際の大飛球を捕球した鈴木。ベンチに戻る前に右翼スタンドのファンに球を投げ入れた。正確なスローの球をキャッチしたのは、昨季まで在籍した広島のシャツを着用していたファン。背番号は鈴木が入団から2018年まで付けていた「51」。ファンは周囲の観客とハイタッチを交わすなど大喜びだった。

 鈴木は事前に客席を確認し、発見していたのだろう。実際の映像を公開したのは米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッター。米ファンからは「本当にクール」「野球は最高だね」「素晴らしい」「セイヤは良いヤツ」「セイヤは最高」などの称賛の声が集まった。

 鈴木は4回に中前打を放ち、4打数1安打。2試合連続安打を記録したが、試合は0-4で敗れた。

(THE ANSWER編集部)