子どもがハイハイやつかまり立ちをできるようになるのは、パパやママにとっても嬉しいことですよね。しかし、それと同時に「後追い」の悩みを持つ人も少なくありません。

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少しでも親の顔が見えなくなると泣いてしまう赤ちゃんを前に、ママは「トイレもゆっくりできない」、「家事もできない」と、困ってしまいますよね。

そこで今回は、そもそもなぜ子どもが後追いをするのか、その理由とともに、先輩ママがしていた「子どもの後追いが楽になる方法」を紹介します。

子どもの「後追い」が始まるのは、生後9ヶ月ごろ

後追いは、赤ちゃんがつかまり立ちやハイハイなどをできるようになると始まる行動のこと。ママやパパの姿が見えなくなると不安になって大泣きしたり、どこまでもついていったりします。

早い子は生後6ヶ月くらいから始まりますが、ハイハイができるようになる生後9ヶ月ごろから始まる子が多いといわれています。

1歳半〜2歳くらいまでに落ち着くことが多いですが、個人差があり3歳頃まで続くこともあります。

後追いする理由

赤ちゃんは成長とともに認知力が培われ、長い時間一緒にいる人(ママのことが多い)を信頼し、特別な存在と感じるようになります。そのため、ママの顔が少しでも見えなくなると不安になり泣いてしまうのです。

そして、ハイハイやつかまり立ちができるなど運動機能も高まることで、どこまでもママを追いかけていこうとします。

つまり、後追いは赤ちゃんの成長の証といえるでしょう。

先輩ママはどうしていた? 子どもの「後追い」が楽になる方法

おんぶ紐を使う

家事などで赤ちゃんから離れるとすぐ泣いてしまうのであれば、おんぶをしてあげるのも手軽にできるひとつの手だそう。

筆者の娘もおんぶが好きで、よくおんぶしながら家事をしていました。見える景色が変わって面白いのかもしれません。

食事の準備や洗濯、掃除機がけなど短時間の家事の際におすすめです。

離れるときに声をかける

たとえ、まだ言葉のわからない赤ちゃんであっても、パパやママが離れる前に「トイレに行くからちょっと待っててね」などと声をかけるのも大切とのこと。

戻ってきたら「戻ってきたよ」などとまた声をかけて、ギュッとしてあげるのもよいでしょう。

はじめはそれでも泣いてしまうかもしれませんが、繰り返し声をかけ、必ず戻ってきてくれることがわかれば赤ちゃんも安心します。

筆者の友人は、赤ちゃんが生まれたばかりの頃から自然に声をかけていたそうですが、赤ちゃんでも理解してくれていると感じることが多かったそうです。ぜひ試してみてくださいね。

安全を確保したら少し泣かせておいてもOK

後追いは成長の証であり、多くの赤ちゃんが通る道。ですから「泣かせたらダメ」と考えすぎず、パパやママがトイレに行く間など、少しの間なら泣いていても大丈夫と考えてもよいでしょう。

突然いなくなるのではなく、前項で記したように、一言声をかけるのをお忘れなく。また、周りにケガをするような危ないものはないか、誤飲するようなものはないか確認しましょう。ベビーゲートを使うのも安心ですね。

赤ちゃんが好きな音楽をかけたりすると気が紛れることもあります。

家事はほどほどでOK。パパに状況を報告する

赤ちゃんの後追いで辛いのは、その状況をパパにわかってもらえないことではないでしょうか。筆者も一日中家にいるのに、ちっとも家事ができず「私は今日何をやっていたんだろう」と自己嫌悪に陥ることがしばしばありました。

そんなときに、パパに状況を理解してもらえないと本当に悲しくなりますよね。

だからこそ、1日の様子をパパに毎日報告したり、様子を動画に撮って見せたりすることが大切だと思います。

そして家事をやろうとすればするほど、赤ちゃんの後追いにイライラしてしまうこともあるので、この時期の家事は適当でOKと割り切り、それをパパと共有することも大切。離乳食もベビーフードをどんどん活用しましょう。

気持ちの負担が減るだけで、赤ちゃんへの接し方も変わってくるのではないでしょうか。

赤ちゃんのかわいい後追いも、当事者にとっては悩ましいもの。しかし、少し割り切って自分の心に余裕を作ると赤ちゃんと過ごす時間が楽しくなるはずです。

「こんなことでイライラするなんて母親失格だ」なんて思う必要は全くありません。パパはもちろんのこと、ママ友や周りの人に自分の気持ちを正直に話してみると、気持ちが楽になることもあるでしょう。