(かながわPay公式サイトより)

筆者が住んでいるのは東京都世田谷区です。最近増えているのが自治体独自で実施ししているキャンペーンです。

「PayPay」では「あなたの街を応援しよう」プロジェクトがあり、対象の自治体でPayPayを利用すると20〜30%程度のPayPayポイントを獲得できます。

コロナ禍で元気のない地元商店街などを自治体がポイントを上乗せすることで消費を促すキャンペーンとなり、さまざまな自治体で実施しています。

20〜30%のポイントを企業が継続して出すことはなかなか難しいですが、ポイント原資は自治体のため、安心して利用できるキャンペーンです。

また、PayPayなどの外部アプリを使わずに、独自にキャンペーンを実施している自治体もあります。自分の住んでいる自治体だけでなく、外出先の自治体でキャンペーンがないかをチェックしてみましょう。

「せたがやPay」で30%還元!

(公式サイトより)

「せたがやPay」のアプリでは、世田谷区の対象加盟店で支払うと、30%のポイントが還元される「せたがや全力応援祭」を実施しています。2022年7月22日〜翌年1月末までと比較的期間が長いです。

7月22日〜10月末までは上限3万ポイント、11月1日〜翌年1月末までは4万ポイントの還元と、かなりお得です。

アプリを起動し店舗詳細ページに「#全力応援祭」の記載があればキャンペーン対象。トモズやピーコックストアなどは大型店となるためキャンペーン対象外。

チャージはセブン銀行ATMでしか利用できないため、チャージ+決済で2重取りはできませんが、現金でチャージしたとしてもかなりお得です。

神奈川では最大20%還元。遊びの時にも!

(公式サイトより)

神奈川県でも「かながわPay」で最大20%還元キャンペーンを実施しています。既に第1弾は終了し、今回は第2弾の位置づけです。

期間は2022年7月19日〜11月30日までと「せたがやPay」よりは短いですが、十分な期間があります。

「かながわPay」の特徴は、決済機能はau PAY、d払い、はまPay、LINE Pay、楽天ペイを利用する点です。決済機能は外部に任せ、ポイントを上乗せするためのツールに特化したのが「かながわPay」でなかなか面白い仕組みになります。

神奈川県の中小企業で「かながわPay」を利用すると20%、大企業で利用すると10%還元と、大企業でも10%還元があるのがお得です。

さらに「かながわPay」のエリアは「神奈川県全域」で、対象エリアも広く、横浜やみなとみらいなど、観光エリアも対象となるため、観光としていく場合もダウンロードしておくとよいでしょう。

上限は1人3万ポイントまで。たまるポイントはそれぞれの決済業者のポイントが20%上乗せではなく、かながわポイントがたまるため、期間中に何度か行くことがある場合のみ利用してください。

もし、マイナポイントの決済でポイントをためたことがない場合は、マイナポイント分のポイントも獲得可能です。

新型コロナウイルスがなかなか落ち着かないため、今後も自治体キャンペーンは継続されると思われます。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。