[画像] 大谷翔平でも勝てないエンゼルス 米記者は皮肉投稿「問題は乱闘を続けなかったこと」

ブレーブス戦、大谷は11奪三振も7回途中6失点

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、敵地ブレーブス戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。6回まで無失点11奪三振と好投していたが、7回に2被弾して6失点。今季5敗目を喫した。勝てば1918年ベーブ・ルース以来、104年ぶりの「年間2桁勝利&2桁本塁打」達成となっていたが、次回にお預け。勝てないエンゼルスに、米記者はまさかの“乱闘のススメ”を説いている。

 6回まで昨季世界一のブレーブス打線を無失点、11奪三振と抑え込んでいた大谷。しかし味方の援護もなく、0-0で迎えた7回にオルソンに先制2ランを被弾。アルシアにも3ランを浴びるなどこのイニング6失点で無念の降板となった。

 これで7月、チームは2勝13敗。2勝はいずれも大谷が登板して勝利した試合だったが、遂に大谷でも勝てなかった。大谷以外の投手が勝利投手となったのは、6月27日(同28日)のマリナーズ戦が最後だ。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は、自身のツイッターで「(乱闘後)エンゼルスは4勝14敗、マリナーズは17勝2敗(乱闘日は含めていない)」と投稿した。乱闘とは、6月26日(同27日)にマリナーズ戦で起きた両軍入り乱れる大乱闘のことを指しているようで、大谷もベンチから飛び出し、興奮する相手コーチを鎮める行動が話題となっていた。

 ブラム記者は続けて「エンゼルスにとって乱闘はターニングポイントではなかったと思う。その前から苦労していた。首脳陣の出場停止やブラッドリーの負傷は痛手だったが。しかし乱闘によって問題は解決されず、さらに悪化した」と投稿したが、これに米地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番のジェフ・フレッチャー記者も反応。「乱闘日と乱闘翌日は勝っている。問題は明らか。乱闘を続けなかったこと」と、まさかの“乱闘のススメ”を皮肉っぽく投稿していた。

 ブラム記者も「乱闘日とエレベーターを修理した日は無敗だね」と返信。勝てないエンゼルスの苦境を、番記者同士で嘆くようなやり取りを見せていた。

(THE ANSWER編集部)