ドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)第3話が2022年7月21日に放送され、俳優の早乙女太一さん演じるヒール役が「マジで嫌いになりそう」などと好評を得ている。

「転校して来て1日で退学〜!」

同作は「Netflix」で大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本オリジナル版。父の死で絶望の淵に立たされた青年・宮部新(竹内涼真さん)が復讐を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業「長屋ホールディングス」に屈することなく仲間とともに立ち向かっていく下剋上物語だ。

※以下、ネタバレを含みます。

早乙女さん演じる長屋龍河は、長屋ホールディングス会長・長屋茂(香川照之さん)の長男で、父の権威を振りかざして傍若無人に振る舞うドラ息子。かつて新の父・信二(光石研さん)をひき逃げして死亡させてしまうが、使用人に罪を擦り付けて逃亡。激昂した新は、龍河を見つけて暴行し、数年間刑務所で過ごすこととなった。

身分証を偽った高校生・麻宮葵(平手友梨奈さん)らに酒類を提供したことから警察で事情聴取を受けている新のもとに、偶然龍河が登場。久しぶりの再会に、龍河はニヤニヤしながら「彼は私の同級生...、ではないか。問題をな、起こしたんだよな。それで転校して来て1日で退学〜! フハハハ!」と警察官に紹介し、新に向かって「こうやって会えたってことは縁があるんだな」と握手を求める。

「めちゃくちゃムカつく!」「こんなに良い役者さんだとは...」

怒りを我慢する新だが、そんな態度がますます気に入らない龍河は「もう同情するよぉ。俺のせいで退学になってさぁ。俺のせいでムショ入って」と煽り。続けて、「おい! 新! お前のお父さんひき殺したの、まさか俺だと思ってんの?」と顔を近づけると、新の耳を引き寄せて「その通りだよ」と笑い。「中卒で、前科者で、独りぼっち。俺のせいでお前の人生台無しだな」と挑発し、新が殴りかかろうとすると「いいよ、殴ってみろよ。お前得意だろ、暴力。殴れ、ほら、おい、殴れ殴れ殴れ」と頬を差し出してさらに挑発。これに対し新は、「俺の計画は20年がかりなんだよ。お前の時効」と静かな口調で復讐を宣言するのだった。

早乙女さんの憎たらしいほどのヒール役っぷりに、視聴者からはインターネット上で「早乙女太一マジで嫌いになりそう」「早乙女太一、本家に劣ってない!めちゃくちゃムカつく!!素晴らしい、クズ!」「すっごく憎たらしいし、うすっぺらなヘタレ感もお見事 この役、早乙女太一さんでよかったと強く思えた3話」「見所の一つは間違いなく早乙女太一の悪っぷりだな」「このドラマの人気が出るとしたら、早乙女太一の演技だと思う。 やり過ぎくらいが丁度いい役だけど、度を超えておらず、でも思いっきり振り切ってる感がすごくいい。 知ってはいたけど、こんなに良い役者さんだとは知らなかった。 すごく良い」などと絶賛する声があがっている。