日本、韓国、中国、香港の4チームが参加するE-1選手権は、7月19日に開幕する。

 格上の日本と韓国は欧州組を除くA代表で参戦するのに対し、中国はU-23代表に“オーバーエイジ”を加えるメンバー編成となった。しかも、当初はOAを5人入れる予定だったが、直前の国内リーグで招集予定だったウー・シー、チャン・ユニング、チャン・リンペンの3人が負傷。結局、選ばれたのは、ジャン・グァンタイ(イングランド出身のティアス・ブラウニング)とタン・ロンだけとなった。

 中国メディア『鳳凰網体育』は7月12日、「韓国のメディアが中国のE-1選手権のメンバーを嘲笑した」と題した記事を掲載。韓国メディア『スターニュース』の記事を紹介している。

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『スターニュース』は記事の中で、「中国代表は、なんと24人中20人がA代表経験なしだ。そのうえ、チームを率いるのもU-23代表のアレクサンダー・ヤンコビッチ監督だ。これは今回のE-1選手権に臨む中国の姿勢がよく表われている」と指摘、自国の国内組のトレーニングにもならないと糾弾している。

「ワールドカップを控えている時期だけに、(韓国代表の)パウロ・ベント監督は、国内組の選手たちの競争力を実戦で試す計画だったが、中国がU-23代表チームを派遣し、その機会さえ無意味になる可能性が大きくなった」

 中国は20日にその韓国、24日に日本、27日に香港と対戦する。U-23代表の選手たちは意地を見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部