「中居さんは、『YouTubeを始める気はないですよ』と仕事仲間との雑談で話していました。中居さんがやれば“儲かる”と思うんですけどねぇ」(テレビ局関係者)

テレビからYouTubeに主戦場を移す芸能人も多い昨今。しかし中居正広(49)には、その気はないようだ。

「有料ファンサイトのためにオリジナルの動画を数本撮ってアップしたりはしているんです。ですが、YouTubeチャンネルを持って配信していくことには『踏み切れないなぁ』なんて話していました」(前出・テレビ局関係者)

中居と関わりの深いタレントたちも、YouTubeで多くの登録者を抱えている。香取慎吾(45)は44万人、草磲剛(47)は106万人。また、長年『うたばん』(TBS系)で共演していた石橋貴明(60)は166万人の登録者。古巣のジャニーズ事務所の二宮和也(39)らがやっているチャンネルは333万人だ。

「中居さんだって同じくらいの登録者数を目指せるポテンシャルはあります。厳密ではないですが、YouTubeの収入の目安として、登録者1人あたり月10円ほどといわれています。たとえば石橋貴明さんと同じくらいの登録者数だと、月に1千660万円、年収にすると概算で2億円が見込まれる計算です」(芸能関係者)

億超えの高収入を期待できるのに、なぜやらないのか。

「理由としては、中居さんが“自分の仕事のメインはテレビ”と考えていることが大きいのではないでしょうか。SMAP時代から今まで、中居さんはテレビのバラエティ育ちです。デビュー後、ブレークし切れていなかったSMAPが国民的スターになったのも、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)などのバラエティ番組で多彩な魅力を世間に広く浸透させることができたからです」

そう話す冒頭のテレビ局関係者は「SMAPの火を絶やさないという思いもあるのでは」とも。

「SMAPを育ててくれたテレビへの恩返しとして、リーダーだった自分がテレビで頑張るという気持ちもあるのではないでしょうか」

現在、MCを務めるレギュラー番組が3本ある中居だが、視聴率の面では好調とはいいがたい。

「『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)は数年前まで2桁の視聴率を誇っていましたが、最近では10%にも届いていません」(別のテレビ局関係者)

苦境にあるからこそ、YouTubeに手を出していられないというのも本音かもしれない。

「いま出演している番組について『仕事をさせてもらえて本当にありがたいと思っている』と感謝の言葉も口にしていました。義理堅い人ですから、これまでお世話になってきた各局のスタッフへの恩義も胸に刻んでいるはず。テレビを見捨てないでいてくれるのはテレビ人としてうれしいことです」(冒頭のテレビ局関係者)

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