インド北部ウッタル・プラデーシュ州で今月2日、サンジェイさん(Sanjay)とカリーナさん(Kareena)夫妻の間に手と脚が4本ずつある女児が誕生した。地元では女児の噂が瞬く間に広がり、「神の生まれ変わり」などと呼ばれて崇められているという。『The Daily Star』などが伝えた。

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ウッタル・プラデーシュ州ハルドイ地区にある「シャハーバード・コミュニティ・ヘルスセンター(Shahabad Community Health Centre)」で2日、体重2961グラム(6.53ポンド)の女児が誕生した。

女児は母カリーナさんの陣痛が始まって間もなく誕生したが、腹部には余分な手2本、脚2本が結合しており、家族は大変なショックを受けていたという。

公開された誕生後の女児の写真を見ると、腹部の真ん中には成長しきれなかったもう1人の胎児が結合しているように見え、そこから手と脚が2本ずつ生えている。これは受精卵の細胞分裂がうまくいかず、不完全な状態で細胞分裂を繰り返したことが原因で、女児が未成熟の小さな胎児を吸収してしまったと考えられている。

地元では女児の噂でもちきりだそうで、人々は女児を「自然の奇跡」「神の生まれ変わり」と呼び、一目見ようと家まで訪ねてくるという。

なお「ボストン小児病院(Boston Children’s Hospital)」によると、四肢変形の発症頻度は約1000人に1人で、手術で余分な四肢を切除することで普通の生活を送れるケースがほとんどとのことだ。

ちなみに先月紹介したインドのビハール州に住む2歳女児も、腹部から手2本、脚2本が生えており、俳優が援助を申し出ていた。

画像は『The Daily Star 2022年7月4日付「Baby born with four arms and four legs hailed as ‘miracle of nature’」(Image: Newslions Media / SWNS.COM)』『The Mirror 2022年7月4日付「Woman gives birth to ‘miracle’ baby girl who has four arms and four legs」(Image: Jam Press Vid/Newslions)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)