A代表やU-23アジアカップで日本が韓国に完勝、ユースシステムの問題点に言及

 A代表や世代別代表で日本代表チームに連続で敗れた韓国代表チームを、韓国紙「スポーツ京郷」が特集。

 「日本に連続惨敗…それでも韓国ユースシステムは革新しないのか」と問題提起をしている。

 記事では、2021年3月25日に行われた日本と韓国の親善試合に言及。DF山根視来、MF鎌田大地、MF遠藤航のゴールで日本が3-0と完勝したなか、「パウロ・ベント監督率いる韓国代表チームは、昨年の親善試合で日本に0-3と敗れた。本当に無気力だった」と振り返った。

 さらに今年のU-23アジアカップでも「21歳以下で構成された日本に0-3で完敗した。本当に屈辱的だった」と回想。「16歳の代表チームも先月、日本で開かれたインターナショナルドリームカップで、日本に0-3で敗れた。デンソーカップに出場した大学選抜チームは0-5とさらに大敗した」と、日本戦で敗れた試合に言及している。

 また、日本と韓国のパフォーマンス力を比較できる試合として、6月に行った両国のブラジル戦を挙げている。日本はブラジルに0-1と惜敗し、韓国は1ゴールを奪ったものの1-5と大敗した。「日本は自分たちのプレーをしながらほぼ対等に戦った。日本が韓国より一枚上手で、戦闘的だったことは否定できない」と指摘した。

 日本に大敗し、東南アジア諸国に韓国が苦戦する原因は「誤った韓国ユースシステム」としている。

 トッテナムFWソン・フンミンを筆頭に、ウォルバーハンプトンFWファン・ヒチャン、マジョルカMFイ・ガンインらタレントも少なくない。しかし、「彼らの国籍は韓国だが、韓国ユースシステムで成長した選手とは言い難い。いずれも10代にドイツ、スペイン、オーストリアなどへ行った。成長の最も重要な時期を欧州で過ごしたのだ」と記し、韓国のユースシステム改革を求めていた。(FOOTBALL ZONE編集部)