本誌2021年12月号「おと週瓦版」で紹介した「東スポ餃子」。“東スポフード”の第2弾である「東スポからあげ」が「第13回からあげグランプリ」の東日本しょうゆダレ部門で「金賞受賞」という、実におめでたい一報が飛び込んできた。そのからあげをいざ実食!

メディアで話題騒然! 「東スポ」フード

「東スポ餃子」とはその名の通り、「東京スポーツ新聞社」が、餃子製造50年の歴史とノウハウをもつ、宇都宮の食品メーカー「大和フーズ」と共に作った餃子。タネは国産豚肉と野菜をたっぷり使っており、食感が軽やかなので、6個くらいならペロッと食べられてしまう。

試行錯誤の末、爆誕した「東スポ餃子」

最大の特長は青森県産のニンニクを通常の3倍量入れていること。でもニンニクがガツーンとくるのではなく、上質なニンニクを使用しているから、むしろほんのり甘みを感じるくらい。

この「東スポ餃子」誕生の経緯について、東京スポーツ新聞社・取締役編集局長の平鍋幸治さんは「『東スポ』を読みながら、餃子をビールを楽しんでいる読者の方々の姿が思い浮かんだんです。新聞社が餃子を出しても面白いよねって。まぁ、ノリですね(笑)」と教えてくれた。

ガッツリとニンニクが入った餃子をビールで流し込む瞬間を考えるだけで、もう至福の時間というのは間違いなしではないか。

その美味しさにかなりハマったのが私、ライター・市村。

でもそこはやっぱりニンニク。調子に乗って食べていると、翌日のマスクの中は、自分の呼気とはいえ、なかなか悲惨なことになる(笑)。

ちなみにコロナ禍で奮闘する医療現場に救援物資として、200人前(1000個)を寄贈していたというハートフルな記事も目にした。

ニンニクマシマシの餃子は、まずはパッケージで現場の雰囲気を和やかにしただけでなく、ちゃんと美味しいしスタミナ抜群だから医療スタッフのみなさんにとって、活力源となったそうだ。

東スポ餃子の完成!

「東スポ餃子」は「東スポfoods」ないし大和フーズのECサイト(記事の最後参照)のほか、スーパーマーケットの『ライフ』や『サミット』の一部店舗、自動販売機などで購入できる。さらに全国展開すべく、さまざまな仕掛けをしているところなんだとか。

ただ現在購入できるのは50個入りという業務用サイズなので、一般家庭はなかなかハードルが高いかもしれない(我が家はふたり暮らしだが、冷凍餃子だから保存も楽チンだし、美味しいから3回ほどでペロリと食べてしまう)。

なお、私は「ライフセントラルスクエア押上駅前店」内のお肉屋さん近くで発見! 冷凍食品コーナーには置かれていないのでご注意ください。

が、なんと、家庭でも消費しやすい15個入り(メーカー希望価格598円)が7月4日に発売決定といううれしいニュースが入ってきた!

全国のスーパーや生協などで見かけたら、ぜひお手に取ってみてほしい。

ニンニクマシマシ唐揚げ そのお味やいかに

その“東スポフード”の第2弾として誕生したのが、今回ご紹介する「東スポからあげ」。

このからあげがなんと「第13回からあげグランプリ」の東日本しょうゆダレ部門で金賞を受賞したというのだ。

現在、東京都内の店舗としてこのからあげ&餃子が提供されているのは、大和フーズ直営のラーメン店『元祖 札幌や』(五反田、大崎)。いまのところ、プロが作った「東スポからあげ&餃子」を食べていないので、ぜひギョービー&からビーをキメに行きたいなと思っている。

たっぷり、ずっしり。賞味期限は冷凍で約1年

さて、この「東スポからあげ」について、東京スポーツ新聞社の記者で東スポ餃子・からあげ広報担当でもある佐藤浩一さんにお話を伺ったところ、

「餃子同様、青森県産ニンニクは通常量に対して3倍使っています。国産鶏の肩小肉という希少部位を入手できたことが、この唐揚げの最大の特長です。いわゆる『フリソデ』などと呼ばれる部位で、鶏モモ肉のようなジューシーさと鶏ムネ肉のような食べ応えがある、両方のいいところどりなんです! 鶏だけに!!」と、とにかくアツい。

ということで、早速いただいてみた。

色づくまでしっかりと揚げても柔らかジューシー

この「東スポからあげ」、現状は東スポもしくは大和フーズのECサイトで入手可能だ。ただしこちらも業務用の1kgの冷凍タイプ(2484円)のため、前日より冷蔵庫で解凍しよう。解凍後、片栗粉をつけたら180℃の油で5〜6分程度揚げるのだが、揚げている時からすでにニンニクの香りがぷわわ〜ん。この香りを嗅いだだけですでにビールをプシュッと開けたくなってしまう。

東スポからあげの完成!

揚げたてをハフハフと頬張ると、お肉は柔らかくジューシー。なんだけど、肩小肉(フリソデ)らしい心地よい弾力もあり、「これめっちゃ好き! 大好き」とひと口目から大ハマリ。

まずニンニクの風味がガツン! そこから醤油の香ばしさとフルーツなどのほんのりとした甘さも感じられた(原材料欄を見たら「りんご」が入っていた)。ジャンクだけど旨みが強くてこりゃビールが進む! いや、ハイボールやレモンサワーももちろん合うし、冷やした白ワインや辛口の日本酒の冷でも負けない美味しさだ。

ちなみに私は、日本酒を燗にして一緒に食べたら、脂の旨みを日本酒がふんわり包んで流してくれてこれがまぁ美味しかった。

余談だが、唐揚げにレモンをギュッと絞ってみたが、ジャブジャブ漬けるくらいしないと感じないのでは? というくらい、ニンニクの風味&香りと下味がしっかり付いている。お弁当に入れたら、ちょっと周りからヒンシュクものかも(笑)。

この肉汁の感じ、わかるだろうか

ご飯はもちろん、パンに挟んだり、チキン南蛮的に食べても、なんにでも合うだろう。ヤングが特に大好きそうなので、食べ盛りの子どもとかがいたら、ひとりで1kgくらいペロリと食べちゃうのではないだろうか。

実は我が家、ご飯のおかずや丼にのせたり、サラダと一緒に食べたりと、いろいろ試そうと思っていたのだが、あまりの美味しさに、揚げたままのシンプルな状態で晩酌のお供として1kgを飽きもせず、あっさり2日間各1回で食べきってしまった。

今後は家庭でも加熱して手軽に食べられるよう、揚げてある“プリフライタイプ”の唐揚げを現在開発中なのだそう。

さらに、佐藤さんによると「食シリーズはこれからも続けていきます! UFOのように神出鬼没でいきなり出るかもしれません。乞うご期待ください」とのこと。

てっきり冗談で作ったのかと思ったらしっかり美味しい、「東スポ」が本気でプロデュースする“食シリーズ”に今後も目が離せない!

取材・撮影/市村幸妙