コンビニ各社ではオリジナルの「ショコラ」系菓子をリリースしています。

【画像】コンビニの「ショコラスイーツ」♪大手3社の商品を写真でもっと見る

ガトーショコラ、フォンダンショコラと、その名称は異なりますが、ガトーショコラは「ガトー(焼き菓子)」+「ショコラ(チョコやココア)」となり、フォンダンショコラは「フォンダン(溶ける・柔らかい)」+「ショコラ(チョコやココア)」となります。

いずれにしても、濃厚なチョコ感が楽しめるもので、暑い時期の疲れを癒すにも持ってこいだと思います。

今回はこの「ショコラ」系菓子を、セブン-イレブンファミリーマートローソンの3社で食べ比べ、レビューします。

【セブン-イレブン】「7カフェ 濃ガトーショコラ」278円(税別)

■濃厚だが、軽く食べられるスイーツ好き垂涎の一品

「7カフェ 濃ガトーショコラ」278円(税別)

まずはセブン-イレブンの「7カフェ 濃ガトーショコラ」を見ていきましょう。本商品のスペックは下記になります。

<1パック(2切)あたり>

エネルギー:197kacl

たんぱく質:3.3g

脂質:11.6g

炭水化物:20.9g

糖質:18.8g

食物繊維:2.1g

食塩相当量:0.05g

2切ごとの2パックで、合計4切入りです。

一気に食べきらないと、保管が面倒……といったことが起こらないような配慮が嬉しいですね。

また、フォークも付属されている点もありがたいです。

さっそく、付属のフォークで割って断面を見てみると、いかにも濃厚そうな印象。

食べてみると、砂糖のざらめ感の食感が楽しい一方、その味わいはビターで甘すぎず、むしろカカオの濃厚な風合いを楽しむことができます。

このため、一見濃厚そうに見えても、2切くらいペロッといけそうです。

この辺の味の設計は、スイーツ好きのツボをしっかり押さえているように思いました。

製造はパンや洋菓子、デザート類を数多く展開するプレシア。

スイーツに対する知見を多く持つメーカーが手がけた、セブン-イレブンオリジナルの絶品ショコラでした。

【ファミリーマート】「とろけて美味しい フォンダンショコラ」360円(税別)

■噛むと生地・チョコレートが一緒に溶ける心地良い口当たり

「とろけて美味しい フォンダンショコラ」360円(税別)

続いてファミリーマートの「とろけて美味しい フォンダンショコラ」を見ていきましょう。本商品のスペックは以下になります。

<1個あたり>

エネルギー:220kacl

たんぱく質:3.6g

脂質:14.5g

炭水化物:19.1g

糖質:18.4g

食物繊維:0.7g

食塩相当量:0.20g

カップケーキ式のフォンダンショコラで、1パックに2個入っています。

ふわっと丸いそのビジュアルがなんともかわいらしく、すぐにでも食べたくなります。

ですが、本商品は冷凍スイーツにつき、食べる前には電子レンジなどの指定の温め方で、解凍してからいただく寸法です。

解凍後、さっそく食べてみましたが、カップケーキの生地の中にはとろけるチョコレートが入っており、噛むと生地・チョコレートが一緒に溶けて実に良い口あたりです。

そして、中のチョコレートの濃厚な甘さを引き立たせるような、甘さ控えめの生地は、全体を包むような優しい食感で、この辺のバランスは秀逸です。

本商品は味の素冷凍食品とファミリーマートが共同開発した商品です。

スイーツに限らず、数多くの冷凍食品を作り続ける味の素冷凍食品なので、そのクオリティの高さにも思わず納得でした。

【ローソン】「生ガトーショコラ」218円(税別)

■食感が楽しく、後味スッキリの完成度高めのガトーショコラ

「生ガトーショコラ」218円(税別)

最後にローソンの「生ガトーショコラ」をいただきます。スペックは以下になります。

<1包装あたり>

エネルギー:234kacl

たんぱく質:2.7g

脂質:17.0g

炭水化物:18.2g

糖質:17.0g

食物繊維:1.2g

食塩相当量:0.12g

セブン-イレブン、ファミリーマートの「ショコラ」系菓子と違い、こちらは1包装1個入り仕様です。

パッケージを開けてみると、まず独特の造形が目に入ってきます。

生ガトーショコラの真ん中に、クリームが細長く入り、交差するようにチョコレートがかかっています。

かわいらしい見た目で、見ているだけで何故だかほっこりとした気持ちになります。

食べてみると、まずふんわりとした生地の食感が口の中に広がりますが、同時にトップにかかったチョコレートのパリパリとした食感も楽しめ、このバランスが実に楽しいです。

また、チョコレートの下にある生クリームも繊細で、甘すぎない一方で、チョコレートの印象を押し上げる役割を担っています。

濃厚そうに見えますが、全体的には後味スッキリであり、こちらもまた完成度の高いスイーツのように思いました。

製造したのはコスモフーズというメーカーで、大手コンビニやスーパーマーケットで、ロールケーキやバスチーなどの企画開発・製造を行っているところ。

さすが、様々なスイーツを扱っているだけあって高いクオリティティの「ショコラ」系菓子だと思いました。

【まとめ】コンビニ各社ごとに個性が全く異なる「ショコラ」系菓子

■コンビニ各社で個性が全く異なる「ショコラ系」スイーツ

スイーツに限らず、コンビニ各社では、似たようなオリジナル商品を展開していることが多と思います。

ですが、今回ご紹介の「ショコラ」系菓子に限っては、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンそれぞれで個性が全く異なるように思いました。

セブン-イレブンの「7カフェ 濃ガトーショコラ」が比較的オーソドックスな内容にしている一方、ファミリーマートの「とろけて美味しい フォンダンショコラ」は生地。

とろけるチョコレートとのバランスを追求した一品でした。

また、ローソンの「生ガトーショコラ」は1包装1個入りで、個性的な造形に仕上げており、食感・味とも、これまた独特の美味しさがありました。

これらのことから、好みやそのときのニーズによって、買うべき「ショコラ」系菓子が大きく分かれるようにも思いました。

ぜひ本記事をご参考に、あなたにとってのベストな一品をチョイスしてくださいね!