俳優の山崎賢人が30日、都内 TOKYO DOME CITY HALL で行われた映画『キングダム2 遥かなる大地へ』(7月15日公開)のワールドプレミアに登壇。宣伝などで見られるキャッチコピー「こんな日本映画観たことない!」が本作で実現したと胸を張った(※山崎賢人の崎はたつさきが正式表記)。

 本作は、累計発行部数9,000万部(2022年6月現在)を超える原泰久の人気コミックを実写映画化した『キングダム』の3年ぶりとなる続編。紀元前の中国春秋時代を舞台に、秦の若き王・エイ政(吉沢亮)の王座奪還に協力した信(山崎)の新たな戦いを描く。

 「公開まであと2週間なんだなぁと思ってワクワクしています」と声を弾ませる山崎は、「『こんな日本映画観たことない!』という言葉がありますが、これだったんだ! と思いました。本当にすごいものができたと思っています」と大いなる自信を見せる。また、キングダムの魅力が「仲間たちの絆」で、信のセリフ「戦は数じゃねぇ、人だ!」が好きであることを打ち明けると、「本当にその通り。これだけ素敵な方々と一緒に熱量をこめて『キングダム』を作り上げられたというのが本当にうれしくて」と喜んだ。そして、「自分もパワーをかなりもらっている作品で、観た方々も元気になってもらえると思うので、水分補給して体はちょっと冷やして、心は燃やして、夏は『キングダム』で盛り上がってもらいたいです」と呼びかけた。

 この日は、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、豊川悦司、高嶋政宏(高ははしごだかが正式表記)、要潤、加藤雅也、玉木宏、小澤征悦、佐藤浩市、佐藤信介監督も来場した。

 本作の注目ポイントを問われると、山崎は「(清野演じる)羌カイと信の関わり方が原作とは違う」と説明しつつ、「そこで言う信のセリフが好き。あれだけの熱量と真っすぐさで、出会ったばかりの羌カイにああいう言葉をかけられるのはいいな」と語り、観客の想像を掻き立てた。

 前作からエイ政を続投する吉沢は「前回の戦いとはレベルが違うくらいすごいことが起きている」とアピール。さらに、山崎のアクションについて「すごい。すごかったです」と感嘆すると、「漫画原作なので普通に考えたらあり得ないような動きをするんですよ。でも、賢人が信になりきって体の全細胞を使うことによって、本当にそういう動きをしているんじゃないかな? と見える。そこの説得力がすごかった」と絶賛。山崎は賛辞を素直に受け入れ、「本当にうれしいですね。ありがとうございます」と笑みをこぼしていた。(錦怜那)