ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得には、非常に大きな投資が必要となりそうだ。29日、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。

 同紙によると、ドルトムントとベリンガムは2025年までの契約を結んでいる状況。2023年の売却も睨み、来夏ベリンガムに対するオファーの最低額を1億300万ポンド(約165億円)に設定したと伝えられている。

 また、同紙はドルトムントがレアル・マドリード、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドからのオファー提示を期待している状況であると報道。それぞれ、「R・マドリードはオーレリアン・チュアメニ&エドゥアルド・カマヴィンガ(共にフランス代表)と共に中盤を若き才能を集めることに熱心」、「リヴァプールはユルゲン・クロップ監督の「No1ターゲット」として見られている」、「マンチェスター・Uは本人が移籍を希望するクラブの最上位で、エリック・テン・ハフ新監督の下で将来プレーしたいと語ったのでは?」と報じられている。

 ただし、この夏にドルトムントから移籍することは無いそう。ドイツ誌『Ruhr Nachrichten』に語った内容を引用して伝えた。

「僕が考える唯一の未来はドルトムントの次の試合だ。2022−23シーズンを本当に楽しみにしている。シーズンが始まるのを待ちきれない。22−23シーズンはここにいるし、準備は出来ている」

 昨日29日に19歳の誕生日を迎えたベリンガムは、バーミンガムの下部組織出身。2019年にトップチームへ昇格し、1年後には移籍金2500万ポンド(約40億円)でドルトムントへと移籍。ベリンガムがバーミンガムで背負っていた「22」番は永久欠番となっている。2021−22シーズンはブンデスリーガで31試合に出場し、3ゴール8アシストをマークしている。

 また、イングランド代表では15試合に出場。EURO2020のメンバーにも選出され、3試合に途中出場している。

 ブンデスリーガで順調にスターへの階段を駆け上がるベリンガム。ドルトムントとしては手放したくない人材であることは間違いないだろう。