スコットランドのエディンバラにあるホリールードハウス宮殿に滞在中のエリザベス女王が、到着後2回目となる公務に臨みました。

観兵式に出席した女王は、スコットランドに自生するヘザーの花を思わせる装いで登場。胸元にはスコットランドの国花、シスル(アザミ)をイメージしたブローチをつけ、96歳になった女王の在位70年を祝う兵士たちのパレードを見守りました。

式典では、陸海空軍の士官候補生3人を従えたアラステア・ブルース少将が女王に挨拶。伝統に従い、女王とその後継者たちへの忠誠を誓う言葉を述べて、女王に宮殿の鍵を渡しました。

女王はエディンバラ城を守る兵士たちの忠誠への感謝の言葉を述べ、信頼して再び鍵を預けることを伝えるとともに、その鍵を受け取った。式典に出席した女王は集まった人たちに笑顔で手を振るなど、元気な様子。

この日の女王のファッションは、ダークパープルの大きなボタンがポイントになったラベンダーカラーのコートドレスに、マッチングしたハット。手がけたのは、長年にわたって女王の専属ドレッサーを務めるアンジェラ・ケリー氏とのこと。

また、胸元のブローチはスコットランドを称えて選んだもので、シルバーにアザミと同じ紫色のアメシストがあしらわれています。

そのほか女王は、ブラックのローヒールにアイボリーの手袋、クラシックなパールのネックレスとイヤリングを着用。このところ歩行に問題が生じる場合もあるとされていることから、杖を手にしていました。

女王は王室専用の「お召し列車」で26日(現地時間)にスコットランドに到着し、翌27日にはエディンバラ市の鍵を受け取る式典に出席。

今回の訪問には、女王の三男エドワード王子とソフィー妃(ウェセックス伯爵夫人)が同行。ロイヤルファミリーのほかのメンバーも近くスコットランドを訪れ、女王とともに公務に臨む予定とされています。

From Harper’s BAZAAR.com