アフリカのマラウイで34人の子供たちとともに暮らす23歳のシングルマザーを『New York Post』『The Mirror』などが紹介し、話題を呼んでいる。16歳で妊娠と出産を経験した女性は現在、若い母親や孤児などを支援する施設を運営しており、そこでの生活風景をTikTokで公開したところ「素晴らしい」「尊敬する」などの称賛のコメントが続々と届いている。

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アフリカ南東部に位置するマラウイ共和国のムズズに暮らすトゥサイエ・マクホンディヤさん(Tusayiwe Mkhondya、23)は、2017年に「Empowering Young Mothers」という組織を立ち上げ、2020年に現在運営している若者主導の非営利団体「You Are Not Alone(Yana)」を設立した。

16歳で妊娠、出産したトゥサイエさんは妊娠中にさまざまな苦境に直面したこと、また18歳でホームレスのシングルマザーになった経験から、若い母親や孤児、ストリートチルドレンを支援する施設を作りたいと考えていたという。

そんなトゥサイエさんが運営する孤児院では現在、生後5か月から16歳まで34人の子供たちが暮らしており、彼女は子供たちとの生活の様子をTikTokで公開している。

そして今月16日、朝4時に起床したトゥサイエさんが子供たちの昼食用に大量のサンドイッチとお弁当を作っている様子を紹介した動画が複数のメディアに取り上げられたことで話題となり、拡散した。

トゥサイエさんは投稿のなかで、普段の生活についてこう明かしている。

「私は毎日5歳以下の子どもたちのために料理を作っていて、他の子たちはそれぞれ家事をしています。子供たちはみんな夜7時には寝ますが、赤ちゃんたちは授乳のために毎晩目を覚ますのでその都度ミルクをあげています。食事をさせておむつを替えながら仕事をしたり、次の日の準備をしなければなりません。」

「ここにいる子供たちすべてが捨てられたわけではありません。孤児もいれば片親しかいない子、両親がいても育児放棄された子もいます。ここでは子供たちに教育を提供し、生きていく力やスキルなども教えているんです。」

現在、TikTokで75万人以上のフォロワーを持つトゥサイエさんの活動は多くの人から支持されており、若干23歳にして34人の子供たちの世話をしている彼女を称賛するコメントが多数寄せられている。

「あなたはすべての人のために素晴らしいことをしています。これからも頑張って!」
「本当に尊敬。自分の子供を育てるだけでも大変なことだから。」
「子供たちを救ってくれてありがとう。神のご加護がありますように。」
「あなたのような善良な人がいることがとても嬉しい。」
「素晴らしいお母さんのもとで暮らしている子供たちは幸せですね。」

トゥサイエさんは子供たちに必要な設備や物を揃えるためクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付を募っており、今年4月にはギターやキーボード、ドラムなどの楽器を購入することができたという。

そして現在は孤児院を拡大するために新たに土地を購入する計画があるそうで、「目標達成のためにどうかご協力をお願いいたします」と呼びかけている。

画像は『tusa 2022年5月15日付TikTok「Amazing family」、2022年6月16日付TikTok「Someone requested this」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)