「我が子を守るためだったら何でもする」という気概を持つ親は多いが、このほど過保護なほどに子ゾウを守る大人のゾウの姿を捉えた映像がTwitter上で大きな話題を呼んでいる。ギュウギュウと身を寄せ合うゾウ達のやりすぎではないかと思うほどの守り方には「なんて美しい光景なんだ」と大人のゾウ達の子ゾウを思いやる精神に感動の声が集まっていると『The Indian Express』などが伝えている。

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インド南部のタミル・ナードゥ州コインバトールで撮影された話題の動画は、今月22日にインド森林局のスタッフであるスシャンタ・ナンダさん(Susanta Nanda)のTwitterアカウントに投稿された。

動画の中には数頭の大きなゾウが道路を歩く姿が映っており、なぜかゾウ達は大きな体を寄せ合って歩いていた。その足元では生後約1週間とみられている1頭の小さな子ゾウが歩いており、大人のゾウ達たちは生まれたばかりの子ゾウを守るためにギュウギュウと身を寄せ合って移動していたのだ。

動画の後半では道路を歩いていたゾウ達が道路脇の茂みに入っていく様子が映されており、子ゾウを守るフォーメーションを崩すことなくスムーズに移動している。ゾウ達はあまりにも近寄って歩いているため、誤って子ゾウが踏みつぶされてしまうのではないかと心配になってしまうが、自分たちで子ゾウを傷つけてしまわないように気を遣って歩いているのかもしれない。

あまりにも過保護なゾウ達の姿がTwitterで公開されると、コメント欄には「ゾウには強い絆があるんだよね」「この動画にはピュアなものしか映っていないよ」「なんて美しい光景なんだ」とゾウ達の“子を守りたい”という純粋な精神に感動の声が寄せられていた。

なおゾウの仲間を思う絆や親切心は過去にも話題を呼んでおり、溺れる子ゾウを母親と仲間たちが協力して助けたというケースや、大穴に落ちたゾウが救出してくれたショベルカーにお礼をする姿を捉えた映像も大きな注目を集めていた。

画像は『Susanta Nanda IFS 2022年6月22日付Twitter「No body on earth can provide better security than an elephant herd to the cute new born baby.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)