明治安田生命J1リーグ第17節が18日に行われた。

 首位で中断期間を迎えた横浜F・マリノスは、敵地でガンバ大阪と対戦。7分にビルドアップのミスからG大阪の先制を許したが、56分に渡辺皓太の折り返しに合わせて西村拓真が押し込むと、61分にはエウベルの浮き球に抜け出した水沼宏太が逆転ゴールを挙げる。横浜FMは2−1の逆転勝利で首位の座を守った。

 9戦未勝利の浦和レッズは、ホームで名古屋グランパスと対戦。21分に岩尾憲のCKからアレクサンダー・ショルツがヘディングシュートを決めて先制すると、23分にもCKの流れから今度は伊藤敦樹が押し込む。36分には伊藤とのワンツーから抜け出した関根貴大がネットを揺らし、前半だけで3点を奪う。3−0で勝利した浦和はリーグ戦10試合ぶりの白星となり、ついにJ1通算450勝とJ1ホーム通算250勝を達成した。一方、名古屋は今季初の連敗となった。

 北海道コンサドーレ札幌をホームに迎えた川崎フロンターレは、28分に先制を許したものの、42分に家長昭博が試合を振り出しに戻す。66分にはCKで札幌の勝ち越しを許したが、その3分後に小林悠がバイシクルシュートを沈めて再び追いつく。そして86分、高い位置でのボール奪取から最後は小林が押し込むと、89分には家長がリードを広げる。終了間際にはマルシーニョが一人でカウンターを完結させてトドメを差し、打ち合いを5−2で制した。川崎Fはリーグ戦4試合ぶり白星、札幌はリーグ戦3連敗となった。

 ヴィッセル神戸は敵地で柏レイソルと対戦。28分に橋本拳人の加入後初ゴールで先制したものの、38分に椎橋慧也のミドルシュートで追いつかれると、前半終盤にはマテウス・サヴィオにPKを決められて逆転される。さらに65分、CKのこぼれ球を拾った武藤雄樹にボレーシュートを決められ、神戸は1−3の逆転負けとなった。一方、柏は今季初の3連勝を収めた。

 京都サンガF.C.とホームで対戦した鹿島アントラーズは、50分に樋口雄太のコーナーキックにアルトゥール・カイキが頭で合わせて先制すると、この1点が決勝点となって勝利した。

 サンフレッチェ広島はホームでセレッソ大阪と対戦。54分に先制を許すと、その直後にナッシム・ベン・カリファがネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。それでも、78分に野津田岳人が強烈なミドルシュートを突き刺して追いつくと、85分にはドウグラス・ヴィエイラがPKを沈めて逆転する。広島は2−1で上位対決を制し、3連勝を収めた。

 FC東京をホームに迎えた湘南ベルマーレは26分、瀬川祐輔の浮き球パスに抜け出した池田昌生が先制点を記録。70分に杉岡大暉のCKに町野修斗が頭で合わせて追加点を奪った。湘南は2−0の勝利で今季4勝目を挙げ、FC東京は4試合ぶりの黒星で3連勝を逃した。

 清水エスパルスvsアビスパ福岡は、7分に神谷優太の折り返しに西澤健太が合わせて清水が先制。ホームチームは41分、西澤のクロスにチアゴ・サンタナが頭で合わせてリードを広げる。80分に1点を返されたものの、85分にサンタナのポストプレーからベンジャミン・コロリがダメ押しの3点目をマークし、清水が3−1で勝利した。ゼ・リカルド新監督の初陣で清水は5試合ぶりの白星となり、待望の今季ホーム初勝利。一方、福岡は今季リーグ戦で最多の3失点で3戦未勝利となった。

 ジュビロ磐田はホームでサガン鳥栖と対戦。8分と13分にファビアン・ゴンサレスがネットを揺らすと、27分には上原力也のクロスに鹿沼直生が頭で合わせ、早々にリードを3点に広げる。53分に1点を返されたものの、磐田は3−1の勝利で今季4勝目を挙げた。一方、鳥栖は4試合ぶりの黒星で今季3敗目となった。

 今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。