12日、日本代表の冨安健洋がオンラインの記者会見に登場し、自身の現状と日本代表に対する考えを語った。

去年11月ぶりの日本代表復帰に、「1月、3月と日本代表の試合に来られてなくて、今回も万全の状態で帰ってこられたわけではないですが、この場に帰ってきたかったですし、みんなと過ごす充実した時間を送れています」と笑顔を見せる。

長引いてきた負傷については「1月と2月のふくらはぎの時は何をしていいか分からず辛かった。だが5月の負傷は右足のハムストリングで、体の使い方がよくなったのでケガの場所が変わったとポジティブに捉えている」と言う。

11日の練習からはすべてのメニューに合流した。14日のチュニジア戦では勇姿を再び見せられるのか。「(出場するかどうか)森保一監督の判断ですが、練習に入って問題なかった。あとはしっかり準備するだけですね」と意欲は満々だ。

冨安は今の日本代表にどんな+アルファをもたらせるか。

「レベルの高い選手が揃っていますので、ハッキリとこれが足りないと見つけるのは難しいし、言える立場でもないのですが、ワールドカップではアジアの相手よりも数段レベルが上がるので、普段プレミアリーグでやっている経験値を還元できればと思っています」

【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:浦正弘/PICSPORT】