現地時間5月28日、パリ近郊サンドニのスタッド・ド・フランスで開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝で、リバプールはレアル・マドリーと対戦。3シーズンぶり7度目の欧州制覇を目指したが、0-1で敗れた。

 そのリバプールで、並々ならぬ闘志を燃やしていたのがエジプト代表FWモハメド・サラーだ。1−3で敗れた17−18シーズンのマドリーとのCL決勝で、セルヒオ・ラモス(現パリ・サンジェルマン)と交錯した際に肩を痛め、30分過ぎに負傷交代。不完全燃焼のまま舞台を去ったからだ。

 しかし、この試合では、再三の好機を敵守護神ディボー・クルトワに阻まれ、リベンジは果たせずに終わった。
【画像】銀メダルを胸にかけて優勝カップの前を横切るサラーのなんとも言えない表情…。ファン・ダイクやマネらも肩を落とす
 試合終了のホイッスルが鳴った後サラーは呆然として空を仰ぎ、表彰式で銀メダルを授与された後も浮かない表情のままだった。

 海外メディア『433』は優勝カップを前に俯いて通り過ぎるサラーの姿を収めた写真を公開。世界中のフットボールファンから様々な声が寄せられている。

 その多くが「君は一人じゃない」「なんて悲しそうなんだ」「来年またここに来よう!」「どうか落ち込まないで」「サラーのこんな顔を2回も見ることになるとは…」といった労りの声だった。

 その一方で、「リベンジはどこ行った?」「彼が望んでいた再戦と、決着はついたはずだ」「フットボールは復讐のためにやるものじゃない」「グッバイ。リバプール。君たちは過大評価されていた」といったコメントもみられた。

 失意のリバプールとサラーは、来シーズンにリベンジを果たせるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部