現地時間5月18日にセビージャのラモン・サンチェス・ピスファンで開催されたヨーロッパリーグ(EL)の決勝で、鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルト(ドイツ)が、レンジャーズ(スコットランド)と対戦。1−1で突入したPK戦の末に勝利し、ELなってからは初の戴冠を果たした(UEFAカップ時代には1979-1980シーズンに一度優勝)。

 鎌田は先発フル出場、長谷部は58分からの途中出場で、欧州タイトル獲得に貢献。データサイト『Opta』によれば、後者はクリア1回、シュートブロック1回、インターセプト1回、タックル3回で、パス成功率は78%。そして、デュエル勝利率は100%(地上4/4、空中戦2/2)という記録を残している。

 英メディア『Squawka』は採点で10点満点中「8点」を与え、寸評では「ベンチから登場し、レンジャーズのフォワード陣と見事に戦った。バックラインを統率し、年齢を感じさせない素晴らしいプレーを披露」と称賛している。
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 さらに、米スポーツチャンネル『ESPN』のサリム・マサオ・サイド記者は自身のSNSを通じて「マコト・ハセベはなんと38歳!」と感嘆。同メディアのマイケル・ザコドニー記者も「卓越したラファエル・ボレ、ケビン・トラップ、そして38歳の長谷部誠。ワオ」と綴り、EL最年長優勝記録を達成した日本人プレーヤーを激賞した。

 そして、世界中のフットボールファンも改めて驚いた様子だ。「ハセベ、38歳? 認識がバグる」「シンプルに長谷部はいい選手。素晴らしい」「長谷部誠は2009年に25歳でドイツチャンピオンになり、13年後に38歳でフィールドに立ち、EL優勝した。絶対的な狂気だ」「物語の主人公であり、真の覇者」「フィールドプレーヤーで38歳までプレーするって何が起きた?」「38歳でこのレベルなの?彼は老いないのか?」「信じられない!」といった声がフランクフルトの公式SNSに寄せられている。

 大ベテランが、圧巻のパフォーマンスで、まだ欧州の舞台で通用することを証明してみせた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部