3月14日に行われたスコティッシュカップ準々決勝、ダンディー対セルティックの一戦で、旗手怜央に対するイエローカードの判定が議論を呼んでいる。

 旗手はチームが先制して迎えた前半30分、キーラン・フリーマンに対するレイトタックルでイエローカードを出された。旗手はハーフタイムにトム・ロギッチと交代している。

『THE NATIONAL』紙は、旗手が足裏を見せてタックルにいったことが映像で分かると報道。セルティックのレジェンドOBであるクリス・サットンが、『Premier Sports』で「少し幸運だったと思う。別の審判ならレッドカードだったかもしれない」と述べた。

「ただ、彼は足を引こうとしたと思う。だから、イエローは妥当なんじゃないか。だが、少し幸運だったかもしれない」

【動画】イエローカードは妥当? 物議を醸している旗手の激しいタックル
 また、マイケル・ステュアートも「彼は幸運だと思う」と同意見のようだ。

「ダンディー目線なら、レッドカードじゃなかったことに疑問だろう。ほかの多くの審判なら、レッドカードを出していただろうね」

 また、『Daily Record』によると、ダンディーのタム・コーツ監督は、映像を振り返っていないとしたうえで、「レッドカードは決して見たくないものだが、少し熱が入り過ぎていたのではないかと思った」と話している。

「だが、シーズン序盤に(自軍の選手が)似たようなタックルをして、あとで処分を受けている。大騒ぎしたくないし、選手は過剰にアグレッシブだったわけじゃないがね」

 デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに選出され、2試合目で初ゴールをマークし、宿敵レンジャーズとのオールドファームでチームを快勝に導くなど、加入してから大活躍していた旗手だが、最近は低調なパフォーマンスを指摘されている。この嫌な流れを変えることができるように願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部