セルティックの日本代表MF旗手怜央に現地メディアも高評価を与えている。

旗手は26日、スコティッシュ・プレミアシップ第23節のハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)に先発。FW前田大然は日本代表の活動のために欠場、MF井手口陽介、FW古橋亨梧はケガのためにメンバー外となり、日本人選手で唯一の出場となった。

左のインサイドハーフで起用された旗手は27分に魅せる。味方が敵陣でボールを奪うと、こぼれ球を拾った旗手が中央をドリブルで持ち上がり、バイタルエリアで右足一閃。強烈なミドルシュートをネットに突き刺した。

旗手は35分のセルティックの2点目の場面でも起点に。セルティックは後半に1点を返されたものの、1-2で勝利し、旗手は後半アディショナルタイムまでプレーした。

旗手に対し、スコットランド『デイリー・エクスプレス』は10点満点中9点を与えた。これはMFマット・オライリーと並ぶ最高評価で、「(相手)GKクレイグ・ゴードンを破る見事な一撃。そして、ハーツのプレッシャーにさらされる中、冷静な判断でピッチを駆け巡り、多くの個人戦を制して攻撃を作り出した」と寸評している。

『セルティック・ウェイ』では10点満点中8点でこちらもチームで最高タイの評価。寸評では「この日本人MFは、ハイバーニアン戦での活躍を引き継ぎ、信じられないようなテクニックで30ヤードの衝撃を放ち、クレイグ・ゴードンの前に致命的な精度で立ちはだかったのである。セルティックは、この選手を手に入れたのだ」と記された。

マン・オブ・ザ・マッチに輝いたデビュー戦に続いての活躍となった旗手。早くも現地メディアやサポーターの心を掴んでいるようだ。