ボランチとして攻守に貢献した名古屋MF稲垣が総走行距離でトップに

 2021年シーズンのJリーグは全日程が終了し、J1では川崎フロンターレが連覇を達成し幕を閉じた。

 今季、Jリーグ公式サイトで集計されたデータの各部門でトップに輝いた選手たちを紹介しつつ、今季の戦いを振り返る。

 今季のJ1リーグで最もピッチを駆け回ったのは、名古屋グランパスMF稲垣祥だった。稲垣はリーグ戦38試合に出場し、7得点2アシストを記録。総走行距離は443.595kmで1試合平均11kmを超え、ボランチの選手としてピッチを縦横無尽に走り回った。

 稲垣は攻守に豊富な運動量での貢献が認められ、2021年の3月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦で代表デビュー。この試合では2得点を決め、自身の得点力も示していた。ルヴァンカップ決勝でもゴールを決め、MVPを獲得している。

 稲垣に次いで2位にランクインしたのは、清水エスパルスでプレーするMF松岡大起で、総走行距離は424.843kmとなった。今季途中にサガン鳥栖から清水へ完全移籍。鳥栖で21試合、清水では15試合に出場し合計36試合に出場。松岡は年代別の代表にも選出されており、今後の活躍が期待されるプレーヤーの1人だ。

 3位はヴィッセル神戸でプレーする元日本代表DF酒井高徳(424.015km)がランクイン。そのほかには、鳥栖からMF樋口雄太(417.016km)とMF仙頭啓矢(396.257km)の2人がトップ10入りし、北海道コンサドーレ札幌からもDF田中駿汰(391.958km)とMF駒井善成(390.432km)の2人がランクインしている。(Football ZONE web編集部)