タイムマシン仕様のデロリアンもついにSUV化?

 日本人において、タイムマシンといえば漫画・アニメ「ドラえもん」に出てくる乗り物を想像する人が多いかもしれません。

 一方、クルマ好きや映画好きでタイムマシンといえば映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する「デロリアン」を挙げる人がいるでしょう。

【画像】タイムマシンがSUV化!? デロリアンSUVのスゴさを写真で見る(22枚)

 デロリアンは、約40年前に製造されたクルマですが、現在でも多くのファンが存在するほど人気があります。

 そうしたなかで、タイムマシン仕様デロリアンにリフトアップ&オフロードタイヤ装着のカスタマイズを施したレンダリングイメージがSNSで公開されていました。

ついにデロリアンもSUV化? これはアリかもしれない!(photo:bradbuilds)

 デロリアンとは、1981年から1982年にかけて販売したクルマで、正式名称は「DMC-12」であり、DMC(DE LOREAN Motor Company)が製造していました。

 また、2015年にはバック・トゥ・ザ・フューチャーの公開から30周年という節目ということもあり、トヨタ初代「ミライ」の発売日をバック・トゥ・ザ・フューチャーPART2で初めて未来にタイムトラベルでいきついた日となる10月21日にしていました。

 また、発売イベントでは、映画の主役を務めた俳優のマイケル・J・フォックス氏とクリストファー・ロイド氏が登場したうえに、タイムマシン仕様にカスタマイズされたミライもお披露目されるなど、その人気は計り知れません。

 そうしたなかで、今回SNSでお披露目されているのは、米国・ロサンゼルス在住の3Dアート/レンダリングモデラーが制作したSUV風なデロリアンです。

 実際に映画では、PART1、PART2、PART3で作中のさまざまな出来事により、デロリアンは少しずつ変化していきます。

 そうしたなかで、カスタマイズされたデロリアンは、リア部分に「Mr. Fusion」と書かれた発電機が搭載されていることから、PART2の未来に行く際の仕様をベースにしたと見られます。

 また、そのほかの部分も映画に登場するデロリアンをイメージしているものの、細かな違いがあるようです。

 なかでも意図的に変更およびカスタマイズしているのが足まわりの部分で、映画に登場するタイムマシン仕様のデロリアンは、恐らくノーマルと同等の車高です。

 しかし、カスタマイズされたデロリアンは、大幅に車高を上げています。さらに、オフロード向けのタイヤやホイールが装着されています。

 また、映画のデロリアンではステンレス製のフロントバンパーが装着されますが、カスタマイズされたデロリアンでは樹脂製になっているほか、フロント左右にフォグランプらしきものが見えます。

 さらに、左右2本出しマフラーもカスタマイズされたデロリアンではリアビューにおいて特徴的な部分です。

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 1981年のデロリアン発売から40年、1985年の映画公開から36年。長い月日が経ってもデロリアン愛は色褪せないようです。

 ちなみにデロリアンの新品パーツは今も潤沢な在庫があり、レアなモデルながら比較的維持しやすいといわれています。