日本代表の森保一監督が28日、FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選に向けたメンバー発表に伴い、取材に応じた。
10月7日にサウジアラビアと、そして12日にオーストラリアとの連戦を迎える森保監督は「チーム一丸となって最善の準備をして試合に向かい、最大の勝ち点を掴み取れるように全力を尽くしたいと思います。これまで通り、まず目の前の一戦に全力で準備をし、チーム全体でやるべきことを共有しながら臨みたいと思います」と意気込みを示した。
特にサウジアラビアとの一戦に向けては「アウェイで非常に厳しい戦いになるということ、難しい戦いになることは覚悟して戦わないといけないと思っています。その中でも勝ち点3を目指して戦うことを準備しながら、勝ち点1を拾うなどになることはあり得ると思いますが、勝ち点3を目指すことに変わりはありません。サウジアラビアは攻撃力のあるチームですし、ホームのサポーターも我々に対して圧力をかけてくると思いますので、アウェイの雰囲気でもしっかりと戦えるようにメンタル的にも戦術的にも準備をしなければと思っています」とコメント。
またオーストラリアも含めた印象を問われると「非常に力のある、アジアのトップを走る位置にいるチームだと思っています。最終予選に出てくるチームはどこも強いですけれども、これまでのW杯出場経験含め、彼らの力は上だと思っています。非常に攻撃的なチームであると、アグレッシブに戦ってくるチームとは試合を見て感じています」と語った。
9月シリーズで召集が見送られていたMF三好康児(アントワープ)やMF田中碧(デュッセルドルフ)ら新戦力については「新しく加わった選手たちには、個々の良さを最大限発揮しながらチームとして連携・連動して戦えるよう組織的に戦えるチームにしたいと思っています。また、これまでの活動にもいたメンバーですし、少しでも早くチームに馴染み、自分の力を発揮できるようにしてほしいなと思います」と言及。
8日に勝利を収めた中国戦の先発メンバーから、MF久保建英とFW古橋亨梧を負傷で、またFW伊東純也を出場停止で欠く(サウジアラビア戦のみ)ことについては「直近の中国戦からメンバーを変えないといけないという部分は、勝利したそのままの流れでいきたいというところもあります。ただ、毎試合次の対戦相手の分析をしてベストな布陣を選んで戦うということに関しては、常にメンバーの構成を考えているので、サウジアラビア戦に向けても我々が最大限のパワーを発揮できるようなメンバーを選びたいと思います。アクシデントはいろいろあるので、その時に出た選手が日本のために走って戦い、勝利を目指してもらえればと思っています」と口にしている。
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