イ・ガンインはレアル戦で一矢報いるゴールを記録

 マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間22日、リーガ・エスパニョーラ第6節・レアル・マドリードとのアウェー戦(1-6)で5試合連続のスタメン出場を果たしたものの、ハーフタイムに途中交代となった。

 本人が自身のインスタグラムで怪我の状況を報告したが、韓国メディアはポジションを争う韓国代表MFイ・ガンインにとっては、出番を増やすチャンスになり得ると伝えている。

 保有元となるレアルとの一戦で、久保は右サイドハーフで5試合連続のスタメン出場。前半5分には、自陣左サイドからのサイドチェンジを巧みなトラップで収め、対峙したレアルDFミゲル・グティエレスを置き去りにしてシュートまで持ち込むなど、随所に持ち味を見せた。しかし、足を痛そうにしていた久保はハーフタイムで交代。試合後、ルイス・ガルシア監督の口から膝を傷めたための交代であったことが明かされていた。

 松葉づえ姿でホテルへと入る久保の写真がスペインメディア「Ultima Hora」などで拡散され、怪我の状況が心配されていたが、久保自らがインスタグラムで報告した。

「昨日の試合中のワンプレーで膝を怪我してしまい、少しの間チームを離れることになってしまいました。とても重要な時期にチームと代表の力になれないことはとても悔しいですが、今度はピッチ外から応援をしたいと思います。そして1日でも早く復帰をしてチームの力になれる様に今自分にできることを頑張ります」

 1カ月の離脱は避けられないとされるなかで、レアル戦で一矢報いるゴールを決めていたイ・ガンインは、今後攻撃のスパイスとして出番が増えていくかもしれない。韓国のスポーツ・芸能総合サイト「スポータルコリア」は「イ・ガンイン、出場時間アップ期待」と見出しを打ち、「クボの長期離脱により、イ・ガンインは当面、安定したチャンスを得ることが見込まれている」と言及。韓国メディア「Thankyou News」も、「イ・ガンインはチャンス?」と伝えている。

 久保離脱の間、いかに順位をキープしてしのぐか。マジョルカにとって、途中加入のイ・ガンインは鍵を握る存在となるかもしれない。(Football ZONE web編集部)