決勝進出を決めたフェルナンデスに各国メディアが称賛

 テニスの全米オープンは9日(日本時間10日)、女子シングルス準決勝で19歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)が第2シードで世界2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)を7-6、4-6、6-4で破り、4大大会初の決勝進出を決めた。止まらない快進撃に各国メディアも絶賛している。

 決着の瞬間、コートに倒れ込み、あどけなさの残る顔に感激の表情を浮かべたフェルナンデス。世界2位のサバレンカをフルセットの末に下し、19歳にして決勝進出を決めた快挙は各国で取り上げられている。

 米紙「USAトゥデー」は「全米オープン:レイラ・フェルナンデスがアリナ・サバレンカを撃破、女子決勝に進出した」と速報し、香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「準決勝でレイラ・フェルナンデスがアリナ・サバレンカを破り、グランドスラムの夢を生き続ける」との見出しで記事を掲載。「スリリングな準決勝」「“魔法のような快進撃”を続ける」などと報じた。

 英国公共放送「BBC」も「レイラ・フェルナンデスがアリナ・サバレンカを破り、ニューヨークの決勝に進出」と報じ、「カナダのティーンエイジャー、レイラ・フェルナンデスが再びハイランクの相手に衝撃を与えた」と驚きを伝えた。

 世界ランク73位のフェルナンデスは今大会、3回戦で大坂を破る大金星を挙げると、以降も同17位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)、同5位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)とランク上位の選手を撃破し、同2位のサバレンカも破ってついに決勝進出を決めた。

 同18位のマリア・サッカリ(ギリシャ)と同150位のエマ・ラドゥカヌ(英国)の勝者と激突する決勝。この勢いのまま頂点にたどり着けるか。2002年生まれ、19歳のシンデレラストーリーはフィナーレを迎える。(THE ANSWER編集部)