Netflixが製作するダニエル・クレイグ主演のサスペンス『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』続編の撮影がギリシャでスタートしたことを、現地時間28日にライアン・ジョンソン監督がTwitterで報告した。

 『ナイブズ・アウト』は、クレイグふんする名探偵ブノワ・ブランが、とある大邸宅で起きた世界的ミステリー作家の殺人事件に挑む推理サスペンス。アガサ・クリスティを彷彿させる高度なミステリー展開に、個性豊かなキャラクターが織り成すユーモア満載の物語が評判を呼び、製作費4,000万ドル(約44億円)に対して世界興行収入3億ドル(約330億円)を突破するヒットを記録。脚本を手掛けたジョンソン監督は、アカデミー賞脚本賞にもノミネートされた。(数字は Box Office Mojo 調べ)

 続編は各ストリーミングサービスによる争奪戦となり、Netflixが約4億5,000万ドル(約495億円・1ドル110円計算)でシリーズ第2弾と第3弾の配給権を獲得したことでも話題を呼んだ。続編の詳細は明らかになっていないが、ジョンソン監督はTwitterで、カメラの後ろに美しい海辺の町並みが広がる写真を投稿。「ブノワ・ブランの次なるミステリーの撮影初日です。平和な海岸で起きる殺人を許可してくれた、素敵で忍耐強いギリシャの皆さんに感謝いたします」と投稿している。

 同作にはクレイグのほか、新キャストとして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役で知られるデイヴ・バウティスタ、『インクレディブル・ハルク』などで知られるエドワード・ノートン、レスリー・オドム・Jr、ケイト・ハドソンらが出演する。(編集部・入倉功一)