U-24日本代表はU-24ガーナを相手に6-0と大勝しました。相手との力の差があったものの、それでもある程度五輪本戦を見据えたメンバー選考と戦い方が出来たのではないかと思います。

一番影響が大きかったのはオーバーエイジに冨安健洋を加えた守備陣が安定したことです。そこからのフィードが2列目の選手にいい形で渡ったので、攻撃の選手が前を向いてプレーすることが出来ました。守備の安定が攻撃に好影響をもたらしたいい例だったと思います。

この試合で五輪出場を確定したと思った選手は、オーバーエイジを除くと堂安律、久保建英、田中碧の3人です。まだ確定は出来なかったけれど、確率が高くなったのは上田綺世、中山雄太、旗手伶央、板倉滉ではないでしょうか。特に中山、旗手、板倉は複数のポジションを務めることが出来るので有利でしょう。

注目の左サイドはまだ確定が出ていないと思います。堂安、久保、三好康児は左サイドとして起用されることはないでしょうから、相馬勇紀、三笘薫、遠藤渓太のうちの誰かが選ばれるということになります。

今後チーム編成が進む中で相馬、三笘、遠藤渓の3人のうち2人が選ばれるのか、あるいはこのポジションでもプレーできる旗手のことを考えて1人になるのかが決まってくると思います。ただまだ差はついていないと思います。

五輪メンバー選考は残り1試合となりました。選手のみなさんはぜひ悔いが無いよう、この合宿と12日のジャマイカ戦で持てる力を発揮してほしいと願います。