汁なし麺ブーム到来!? 市販のインスタント袋麺アレンジで一番合うのはコレ!

汁なし袋麺のアレンジが一番合うのはどれ?

手頃な価格で手に入り、幅広い世代に人気なインスタントラーメン。最近では激辛味や人気店とコラボした味など、バリエーションも豊富ですよね。実はいま、そんなインスタントラーメンの「汁なし麺」ブームがじわじわときているんです……!

この記事では、大定番のインスタント袋麺4種で、汁なし麺のアレンジに挑戦してみました。それぞれに違う麺の特徴やスープの味わいを楽しめましたよ♪

試した商品はこちら

・出前一丁
・マルちゃん正麺
・チャルメラ 醤油味
・ラ王 醤油味

1. ごま油が決め手!「出前一丁」

はじめに挑戦するのは、日清食品の「出前一丁」。1968年に販売を開始し、長年愛され続けているインスタントラーメンです。どこかレトロな雰囲気のパッケージもかわいらしいですよね。

開封してみると、細めの麺と粉末スープ、そしてこの商品の特徴でもあるごまラー油が入っていました。汁なし麺というと太麺が合うイメージがありますが、一体どんな味わいになるのでしょうか……。

一度食べたら抜け出せないクセになる味

作る際のゆで時間は、表記されている時間より少し短めにするのがおすすめ!ゆで上がったら器に麺を盛り付け、粉末スープを半分ほど入れてよく混ぜ合わせます。筆者はごまラー油をすべて入れましたが、お好みで調節してみてくださいね。

ではさっそくひとくち……。このクセになる味は一体何!? 決して上品な味とはいえませんが、ごまラー油の香りが際立って箸が止まらなくなります。麺が細いのでくどくなく、甘めの醤油味がどこか懐かしい味。実ははじめて出前一丁を食べたのですが、愛され続けているのも納得の味でした。

ふとしたときに食べたくなるような、ホッとする汁なし麺に仕上がりましたよ♪

2. まるでラーメン屋さんの生麺「マルちゃん正麺」

次に挑戦するのは、東洋水産株式会社から発売されている「マルちゃん正麺」。5年にわたる試行錯誤のすえ、まるで生麺のようななめらかさと、コシのある食感の麺を実現した逸品です。このシリーズ発売当初から一気に人気を集め、今では定番の味のほかにも焼きそばや冷やし中華なども販売されていますよね。

中には太めのストレート麺と液体スープが入っています。はじめに食べた出前一丁と比べると、麺の太さが全然違うので、アレンジしたあとの食感や味も、だいぶ変わってきそうですね……!

インスタントとは思えない本格麺に上品なスープがよく絡む…

粉末スープとは異なり、液体スープはあらかじめ、20ccほどのお湯で溶かしておくのがポイント。麺は同じように気持ち短めにゆでましょう。麺を器にもったら、スープを半分ほどかけてよく混ぜれば完成。食べる前からすでに、ラーメン屋さんで香るような醤油の上品なスープの香りが漂い、食欲をそそられます。

では実食……麺に醤油味のスープがよく絡んでいて、上品な香りを裏切らない味わい。インスタント麺とは思えないほど本格的な麺に驚きました。通常通り、スープありで食べるのとは全然違った食感を楽しめますよ。

そして太麺に温泉卵をのせたのが大正解。まろやかさがプラスされてぺろりと完食してしまいました。

3. ロングセラーブランド「チャルメラ 醤油味」

明星食品から1986年に販売され、30年以上愛され続けているロングセラー商品「明星 チャルメラ」。チャルメラと聞けば、誰もが頭の中に同じ音楽が浮かぶのかではないでしょうか。揚げ麺は細めで、粉末スープと秘伝のスパイスが入っています。麺の見た目は出前一丁に似ていますね。

汁なし麺にしたときに、秘伝のスパイスがどんな旨みを出してくれるのか気になるところ……。

種類の香辛料をブレンドした “特製スパイス” が味を格上げ

作り方は、出前一丁と同じでOK。粉末スープと秘伝のスープは、どちらも半分ずつ入れるとちょうど良いですが、濃いめの味が好きな人は少しずつ足して調整してみてくださいね。

さっそくひとくち……ホタテのエキスが効いたスープと、数種類の香辛料をブレンドした特製スパイスがよく麺に絡んでいます。「麺が似ているから出前一丁と似た味になるのかな?」と想像していましたが、スープの味が異なるので、それぞれ違った汁なし麺を楽しめます。4つのなかで一番クセがなく、誰にでも好まれる味だと思いました。

4. 全粒粉入り麺がポイント「ラ王 醤油味」

日清食品から販売されている大人気商品「ラ王」。醤油や味噌味などの定番のほか、柚子しおや豚骨、坦々麺などのラインアップです。中身を見てみると円形のストレート麺と、液体スープが登場。ほかの3つにはない、全粒粉入りの麺なので、麺自体の味も気になるところですね。

鶏の旨みがたっぷり詰まったまろやかで上質な醤油スープと麺がよく絡んだら……と考えるだけで喉がゴクリと鳴ってしまいます。さっそく作っていきましょう!

もっとも汁なし麺のアレンジが合う完成度!

作り方はマルちゃん正麺と同じ。液体スープはあらかじめ20ccで溶かしておき、麺がゆで上がったら混ぜ合わせて完成です。すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、麺の色がほかよりも濃く、味がよく染みているのが見た目でもわかります!

すでに完成度の高さを確信してしまいますが、さっそく実食。これはすごい、お店で出されても違和感のない味と口あたりです。見た目通り、ほかよりも味が染みていてもっとも汁なし麺に適しているといっても過言ではないほど。

全粒粉入りの麺は香りもよく、卵黄と絡むことでよりクセになる味に仕上がります。スープありで食べるよりも、旨みをダイレクトに感じられましたよ。

すべてにラー油をプラスすべし!

大定番かつ大人気のインスタント袋麺4つを使って、汁なし麺のアレンジに挑戦してみました。いつもの食べ方とはまた違ったおいしさを楽しめましたよ。

それぞれに個性があり「好みがわかれそうだな……」と思いました。しかし、どれも共通しておすすめしたいのが、ラー油をプラスすること!辛みがプラスされて、旨みも格段にアップします。麺の太さやスープの味の系統によって味が変わってくるので、ぜひ食べ比べをしてお気に入りを探してみてくださいね。

この記事では、醤油味に絞って試してみましたが、激辛味や、変わり種の味で試すのもおもしろそうです♪

文・写真:井上はるな(macaroni編集部)