海外で生活していると、母国とは違うことが多いため、何かと気を付ける必要があるが、日本で生活する中国人はどのようなことに気を付けた方が良いのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本での生活で気を付けるべき点について紹介する動画を配信した。

 配信者は日本で働く中国人男性で、日本の様子について紹介した動画を多くアップしているが、動画ではいつも1人でいるため「なぜいつも1人なのか。もっと他の中国人と交流を持った方が良い」との意見が寄せられるという。

 これに対して配信者は、自身の経験からいつも1人でいる理由を回答している。日本に来てすぐのころ、アルバイト先で日本人から指示されたとおりに作業をしようとしたところ、同僚の中国人から別の方法でやった方が良いと言われたという。それで中国人同僚の言うとおりに行ったところ、日本人からひどく怒られたそうで、「同胞に騙された」と述べている。他にもやはり中国人からお金を騙し取られたこともあったそうだ。

 続けて配信者は、知り合いの中国人の例も紹介した。技能実習生として来日したその中国人は、収入が思ったほど少ないことを不満に思っていたところ、日本に住んで長いというある中国人が不法滞在すれば給料のもっと良い会社を紹介すると話を持ち掛けてきたそうだ。その口車に乗ったところ、紹介された中国人が経営する会社では、以前よりさらに少ない給料しかもらえなかったという。不法滞在という「弱点」が生じたゆえに、安い給料でもそこにしがみつかざるを得なくなったらしい。

 それで配信者は「日本で最も気を付けるべきなのは同胞」との教訓を学んだようで、「日本で騙そうとしてくるのは95%が同胞」としている。それで中国人とはあまり関わらないようにしているそうだ。この動画のコメント欄を見ると、「95%じゃなくて100%だよ」、「いたって正常。これは中国人の伝統だから」、「海外では絶対に同郷人を信用してはダメ」などのコメントが寄せられた。海外で同郷人に気を付けなくてはならないというのは、何とも悲しい現状ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)